花巻東の佐々木麟太郎 大谷らの悲願「優勝を目指す」 選抜高校野球
第94回選抜高校野球大会の選考委員会が28日、オンラインで開かれた。 昨秋の東北大会で初めて頂点に立った花巻東は、4年ぶりのセンバツ出場を決めた。1年生ながら高校通算50本塁打の注目スラッガー、佐々木麟は「とにかくうれしい、というのが今の一番の気持ち。またここから準備を進めていきたい」と喜んだ。 【あのドラ1も】昨年センバツからプロの扉開いた選手たち 佐々木洋監督の長男で、物心つく前から甲子園に連れて行かれていた佐々木麟。菊池雄星を擁する花巻東が準優勝した2009年のセンバツも観戦した。「雄星さんや(大谷)翔平さんが日本一をとるためにやってきたのを見ている。(日本一を)実現できていないので、優勝を目指して頑張っていきたい」と力を込める。 昨秋の東北大会では初優勝に貢献。全国デビューとなった明治神宮大会では準決勝で3ランを放つなど、強烈な存在感を示してきた。昨年12月に両肩の手術を受け、現在はリハビリ中だ。「自分の状況と向き合いながらしっかり治していきたい」。花巻東の新たな歴史を刻むため、初の聖地へと調整を続ける。【円谷美晶】