関西では人気者 東京では無名? 月亭八光が東京に行かない理由
関西では誰もが知っている人気者なのに、関東では「いったい誰?」…そんな特殊な知名度を持つのが、落語家・月亭八光(はちみつ=36)だ。 ■“関西の出演本数No.1タレント” 2013年、ニホンモニター社が調査した「タレント番組出演本数ランキング」で1位となったのがお笑いコンビ「バナナマン」の設楽統。年間615番組に出演した。このデータは関東地区での番組を基にしたものだが、こと関西では、設楽に勝るとも劣らない活躍を見せているのが八光なのだ。 1週間のレギュラーを並べてみると、人気ぶりがよく分かる。 ・朝日放送「ごきげん!ブランニュ」(月曜) ・MBSテレビ「ちちんぷいぷい」(水曜) ・MBSテレビ「ロケみつ」(木曜) ・関西テレビ「よ~いドン!」(木曜、金曜) ・読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」(土曜) これに加え、準レギュラーが、以下になる。 ・関西テレビ「うまンchu」(土曜) ・読売テレビ「土曜はダメよ!」(土曜) ・関西テレビ「マルコポロリ!」(日曜) とあるため、週の出演本数は平均7~8本。そのうえ、そこに単発出演も重なってくるため、年間出演本数は400本はくだらない。この数字を同ランキングに当てはめてみると、中居正広(17位、392番組)、大久保佳代子(15位、404番組)、羽鳥慎一(12位、424番組)といったあたりとなるが、大阪の場合、番組制作数や番組規模が、東京よりも小さいことを勘案すると、異例の数字と言える。 ■「人気落語家の長男」だけじゃない人気の秘密 八光は、1996年に父である月亭八方に弟子入りし、“八方の長男”というキャッチフレーズに加え、愛くるしいルックス、可愛がられる才能などもあいまって、すぐさまおなじみの存在になった。人気落語家の長男という事実が、売れるきっかけになったことは間違いない。しかし、同時に、それだけで売れるほど甘い世界でもない。八光が人気者になった理由はほかにもある。