悠仁さまの「東大進学反対署名」に東大生が反応。「受験生に忖度するような情けない大学じゃない」
「日本の大学は入れば簡単」は嘘
「日本の大学は入れば簡単」と言われているようですが、少なくとも東大については当てはまりません。授業速度が並大抵でないからです。他大学では第二外国語の授業に2年以上かけるところを、東大は1年間で終わらせます。授業速度は他大の2倍以上です。 もちろん、それ以外も早い。私が大学一年生の時に受けた数学の授業は、初回の1時間で教科書30ページ分の内容を終わらせていました。 速度が速いだけではなく、内容が濃密であることも特徴です。例えば、英語に限れば、「論文の読解」「小論文の執筆」「15分以上のプレゼン」など多くの課題が課されます。もちろんすべて必修で、落とせば3年生以上へ進学できません。 要求されるハードルも高く、私がプレゼンを行った時には「あなたのプレゼンは時間の無駄でした」と面と向かって言われたことを覚えています。 一般入試を勝ち抜いた東大生ですら手こずる授業ラインナップに、裏口入学程度の実力では耐えられません。 本当に東大卒であれば、「東大は入試よりも在学中がキツイ」とご存じかと思いますが、昔は楽だったのでしょうか?
現役東大生30人の意見は?
今回、話を聞いた東大生の大半は「悠仁さまがご自分で決められた進路をゆけばよろしいのでは」としていました。「忖度」についても、その存在を疑う声ばかりで、「忖度で入ってくるだろうから反対」とする東大生は一人もいませんでした。 「忖度で受験生をえり好みする情けない大学に入った覚えはない」と言ってくれた女性もいました。 そもそも、推薦入試の目的は、一般入試とは異なる観点から学生を吟味し、より多様性のある大学を目指すこと。より多くの属性が入り混じった大学になることは、東京大学側の悲願でもあり、少なくとも「首都圏出身・ミドルアッパー・お受験組」ばかりの現状よりは望ましいものといえるはず。 また、推薦入試で入学したある男性は「同じ推薦生として、もし悠仁さまがご入学されたら、交友を深めたい」と前向きです。