熊切あさ美、鴨川でヤマザクラを植樹 「ナラ枯れ」被害から山林守るため参加し、「何年か後に大きな花を咲かせたら感動」
タレント、熊切あさ美(44)が10日、千葉・鴨川市で行われたイベント「第3回桜フェス~広げよう煌めく緑未来へと」に参加した。 「鴨川を日本一のヤマザクラが咲き誇る観光地にしよう」と、2年前から太平洋を望む内浦山の丘に毎年1000本ずつ苗木を植えており、節目となる3000本目を熊切が植樹した。 長谷川孝夫市長(75)によると、10年前からミズナラなどの落葉樹が枯れる「ナラ枯れ」の被害が市内全域に広がったことから、山林を守ためにヤマザクラの植樹が始まった。地元企業の協力もあってフェスとして恒例行事になり、「ナラ枯れ」も改善の方向に進んでいるという。 この取り組みに賛同して第1回の植樹に参加した前千葉県知事で俳優、森田健作(74)は「全国でも初の試みだったと思う。環境問題を考える観点からも、この取り組みは意味がある」と力を込める。 今回参加した熊切は「地元の子供たちのみこしやダンス、バンド演奏など街中が盛り上がっていて、秋祭りの中でヤマザクラの苗木を植えるという感じが逆に楽しかった」と感心しきり。 鴨川についても「空気がきれいで住みやす場所だと実感しました。しかも、太平洋を望む素晴らしい丘に植えることができるなんて夢にも思ってなかった」と大感激。「ヤマザクラは成長が早いと聞いたので、何年か後に大きな花を咲かせていたら感動しちゃいますね」と笑みがはじけた。 熊切は9月に心機一転、所属事務所を移籍した。「40代半ばになって、自分自身で仕事の方向性を決めてみたいと思いました。今、夢があって中国語を勉強しています。チャンスがあれば海外でも仕事がしたい」と告白し、「お芝居や歌手など、やりたいことがたくさんあります。吉幾三さんからは『もし歌を出すのなら、作詞してあげる』と言われていて、タイトルも『人生崖っぷち』って決まっているんです」と意欲を見せた。 森田も「植樹したヤマザクラが5年、10年後には立派な花を咲かせていると思う。その時、その花を見ながら、彼女も自分の成長を実感するんじゃないかな」と熊切にエールを送った。