ヒーローインタビューに答える山川（撮影・穴井友梨）

◆パーソル　クライマックスシリーズ（CS）　パ　ファイナルステージ　第2戦　ソフトバンク7―2日本ハム（17日、みずほペイペイドーム） ■これぞ小久保チルドレン…そろって駆け出す【写真】 　ソフトバンクの山川穂高内野手（32）の勢いが止まらない。CS2試合で8打数5安打5打点、3本塁打と絶好調。要因を「とにかく思考が定まっている」と自己分析した。 　先制された直後の初回1死二塁に同点となる左前適時を放つと、2点リードの5回には2試合連発となる左翼越えのソロ本塁打。7回の第4打席にも2打席連発となるライナー性のソロ本塁打を左中間方向へ放った。 　山川は「（小久保）監督も言ってましたけど、一つのことに絞るというか、思考を定めた方が筋肉が動きやすいと僕は思う。やっぱり複数のことを考えると、体の反応がちょっと遅れるんですよね。今はとにかく思考が定まっている。（安打を）打つ打たないは別として、これが僕にとってはいい状態」と認識する。単なる精神論ではない。「みんなここ（心）って言いますけど、ここ（頭）なので。メンタルが強い、弱いっていうのは本来ない。ここ（頭）が定まっていればパッといける」と説明した。 　余計なことを考えず、自分の打席に全集中できている状態が続いているという。結果的に初球の直球を振り抜いて本塁打にした7回の第4打席も「例えばスライダーとか、フォークとかが来てても、しっかり振れていると思う」と言い切る。無駄な考えを省き、スッキリした頭でポストシーズンは暴れまくる。（大橋昂平） 【#OTTOホークス情報】