⚽きょうJ2静岡県勢対決!勝利の鍵は 清水エスパルスVS藤枝MYFC
J2清水と藤枝の県勢対決が8日午後6時から、アイスタ日本平で行われる。今季リーグ戦での同県チーム対決は両者の対戦のみ。昨季はいずれもホームチームが勝ち星を挙げた。リーグ戦の折り返しとなる1戦に必勝を期し、両チームは7日、最終調整した。 ■清水、首位ターンへ3バックの連係確認 清水は前節、山口に敗れて今季4敗目を喫し、2位長崎とは勝ち点1差。主将のFW北川は「勝てば首位で折り返し。後半のモチベーションにつながる」とホームの大声援を受けての勝利を誓う。 秋葉監督や選手は藤枝について「攻撃的でアグレッシブ」と口をそろえる。今週の練習では3バックの連係も確認。相手と同じ布陣のミラーゲームでマークする選手をわかりやすくし、個の力で上回って優位に立つ戦法も考えられる。 下部組織出身のMF宮本は「先制点が大事。静岡といえばエスパルスだと示す」と県勢対決に意欲を燃やす。試合当日に25歳の誕生日を迎えるDF山原は「ハードワークや速さで相手を上回る」と攻撃的姿勢を貫く。 ■藤枝、試合の入り方に注意 勝って目標のプレーオフ圏への足掛かりをつくれるか。藤枝のDF川島副主将は「J1に行くため、ターニングポイントになる」とこの一戦に懸ける。 昨季のアウェー戦は前半に大量失点した。「入りが大事。ボールを握るか、相手の背後に送るか、状況認知していく」と須藤監督。先に失点せず試合を進めることが重要で、累積警告による出場停止が明ける西矢は「ボールを保持して揺さぶる時間をつくり、相手の隙を突きたい」と展開をイメージする。 攻撃陣はエース矢村がここ2戦3得点と好調で若手の意欲も高く先発争いは熾烈(しれつ)。MF榎本は「清水は自分を表現するのに一番楽しい相手。ドリブルで突破し、得点を決めたい」と誓う。
静岡新聞社