テイラー・スウィフト

2023年春にスタートした「The Eras Tour」のため、このところ世界中を忙しく飛び回っているテイラー・スウィフト。しかしどんなに自分のツアーに多忙といえど、アメフト選手であり恋人のトラヴィス・ケルシーの試合を観るためなら、見事なスケジュール管理のもとに時間を作り、度々スタジアムで彼に黄色い声援を送っていた。 【写真】アカデミー賞2024で、セレブは何を着た⁈レッドカーペット速報 そんな彼女が、驚いたことに今年の第96回アカデミー賞を欠席したのだ。 ゴールデン・グローブ賞やグラミー賞など、直近のアワードイベントには姿を見せていたものの、数々の豪華セレブが集う映画界最大のイベントを欠席となれば、驚くのも無理はない。しかし、スウィフティーズ（Swifties：テイラーのファンたち）は彼女のこの決断になんら驚いていなかった。なぜって、彼女にはあまりにも"正当な理由"が2つもあったからだ。 1つは、スケジュール的な問題。「The Eras Tour」のシンガポール公演が終わるのは、アカデミー賞開幕の前日（シンガポールからLAまでのフライト時間は約18時間）。たしかに先月は、東京公演が終わったあと急いで飛行機に乗り込み、スーパーボウルまで24時間もない中、ラスベガスへ向かうという異例のダッシュ帰省を実現させたテイラーだったが、あくまでもそれは恋人のため。今回はそこまでの無理をしなかった。 2つ目の理由としては、テイラーは今年のアカデミー賞にノミネートされていないということ（今年のアカデミー賞歌曲賞には映画『バービー』で使用されたビリー・アイリッシュの“WHAT WAS I MADE FOR”が選ばれた）。

テイラーと、恋人のトラヴィス

ファンとしては歌曲賞のみならず、今年こそテイラーが『Taylor Swift: The Eras Tour』のコンサート映画で、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞か、それに近しい何かを受賞してくれるにちがいない...！と淡い夢を描いていたが、アカデミー賞のドキュメンタリー部門の規約では「基本的に宣伝や教育的役割のある作品や、未編集の公演記録である作品は賞の対象とならない」となっているため、残念ながらノミネートされる可能性は低かった。 そもそも、テイラーがアカデミー賞に姿を見せないことは、決して珍しいことではない。2023年には授賞式後に行われる恒例の『Vanity Fair』主催のアフターパーティーに、当時の恋人でイギリス人俳優のジョー・アルウィンと出席していたが、メインの授賞式にも出席していたかどうかは不明。2011年、2014年、2016年には授賞式にも出席していたが、レッドカーペットを歩いたことは未だない。 2024年2月4日に、『Midnights』で自身の13回目となるグラミー賞「最優秀ポップボーカルアルバム賞」を受賞した際には、新アルバムの発売を発表したテイラー。2024年も年末まではコンサートが続き、並行して11枚目のアルバム『The Tortured Poets Department』も準備中の歌姫からすれば、アカデミー賞を1回や10回欠席することぐらい、正直大した問題ではないのかも・・・？