基礎年金の財源に厚生年金案、弱体石破政権で官僚が悪巧み 税と社会保険料の徴収を一元化する「歳入庁」設置が世界の常識だ
保険料といっても、その法的性格は税と同じで強制徴収なのは世界共通である。このため、保険料とはいえ、世界では社会保険「税」として、税と同じ扱いだ。
しかし、日本は、世界常識になっている「歳入庁」がないという先進国で珍しい存在だ。海外では、米国、カナダ、アイルランド、英国、オランダ、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ハンガリー、アイスランド、ノルウェーが歳入庁で税と社会保険料の徴収の一元化を行っている。東欧の国々でも傾向は同じで、歳入庁による徴収一元化は世界の潮流と言ってよい。(元内閣参事官・嘉悦大教授)