『忍たま乱太郎』宇垣美里、思わず涙!女児の心を奪う“初恋泥棒”が劇場版で大暴れ
元TBSアナウンサーの宇垣美里さん。大のアニメ好きで知られていますが、映画愛が深い一面も。 【画像】映画『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』 そんな宇垣さんが映画『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』についての思いを綴ります。 ●作品あらすじ:戦国時代、先祖代々忍者の家に生まれた乱太郎は、一流の忍者になるべく忍術学園に入学。親をなくしながらたくましく生きるきり丸や、豪商の息子しんべヱと出会います。 そんな中、三人組のクラス「一年は組」の担任・土井先生が、彼をライバル視するタソガレドキ忍者・諸泉尊奈門との決闘に向かった後、消息を絶ってしまいました。 実技担当の山田先生と、六年生たちによる土井先生の捜索が始まる中、突如現れたのは、宿敵ドクタケ忍者隊の冷徹な軍師・天鬼(てんき)、その顔は土井先生とウリ二つ。 忍たま達に立ちはだかる最強の敵を前に「絆」が試されるなか、果たして土井先生を取り戻すことができるのでしょうか?(以下、宇垣美里さんの寄稿です。)
“初恋泥棒”と呼ばれる『忍たま乱太郎』の彼が劇場版で大暴れ
あなたの初恋は誰? 幼稚園の友達なのか、かっこよく見えた年上のお兄さんか、はたまたテレビで歌い踊るアイドルか。 ところで個人的な観測ではあるが、私を含め私の周りの数多の女児の心を奪い、もはや“初恋泥棒”との愛称で呼ばれているあの男、というと誰が思い浮かぶだろう。 その名は土井半助。国民的な人気テレビアニメ『忍たま乱太郎』シリーズに登場する忍術学園一年は組の忍術教科担当教師であり、優しく生徒思いながら時折感じさせる影がたまらない彼が、13年ぶりの劇場版アニメで大暴れしている。
土井先生と忍たまたちの激闘と絆
主人公・乱太郎たちが属する「は組」の生徒以外はいつものアニメよりも頭身が伸びた造形になっているようで、ドクタケ忍者隊の新たな軍師・“天鬼”とプロ忍者に匹敵するとも言われる六年生たちとの戦闘シーンはさすがの迫力。 いつもの生徒たちに振り回され気苦労の絶えない土井先生からはうかがい知れない、彼の忍者としての実力を目にすることができる。対する六年生たちのそれぞれの得意忍具を使っての個性が全面に出た戦いぶりもぐっとくる。そして、天鬼の素顔を見て思わず安心してしまう、彼らの先生への信頼とその甘さにも。 六年生以外にも、は組の生徒たちはもちろん、五年生や先生たち、タソガレドキ忍軍や山田利吉などの人気キャラが大集合し、そのお祭りのような豪華さも癖になる本作。 戦乱の世である室町時代後期を舞台にするにふさわしいシリアス路線ながら、アニメ放送を楽しむ子どもたちの視聴にも耐えられるよう、土井先生の暗い過去は直接的な描写はされず、いつもの大真面目に頓珍漢なことを言う忍たまたちのおとぼけギャグも健在でそのギャップがまた楽しい。 乱太郎の優しさやきり丸のドケチ、しんべヱの食いしん坊といったお決まりのネタには安心感すら覚えた。