JAL貨物便、成田-香港4/6就航 上海は増便、週2往復に
日本航空(JAL/JL、9201)は3月8日、ボーイング767-300BCFで運航する貨物専用便の2024年度上期計画を発表した。夏ダイヤ(3月31日から10月26日)期初に成田-香港線を新設し、成田-上海(浦東)線を増便する。 【写真】かつて運航していた「ポリッシュド・スキン」のJAL 767-300F 新路線の成田-香港線は週1往復で、成田発を土曜、香港発を日曜に設定する。4月6日に新設する香港行きJL6781便の運航スケジュールは、成田を午後7時30分に出発し、午後11時10分着。成田行きJL6782便は翌7日が初便で、午前1時10分に香港を出発し、午前6時35分に到着する。 成田-上海線は現在週1往復で、土曜の成田発、日曜の上海発を運航している。増便後は週2往復となり、3月31日から新たに日曜の成田発、翌4月1日から月曜の上海発を追加する。運航スケジュールは、上海行きJL6785便が成田を午後11時20分に出発し、翌日午前2時着。成田行きJL6784便は午前3時40分に上海を出発し、午前7時45分に到着する。 このほか、成田と中部を起点とし、台北(桃園)、ソウル(仁川)、上海へ向かう貨物専用便も継続。いずれも三角運航で、2パターンを週5便ずつ運航する。1つ目は台北行きは成田を出発し、台北からは中部へ戻る。中部発はソウル行きで、ソウルからは成田へ戻る。 2つ目は成田から中部を経由し、上海からは成田へ直行する。 JALは自社で運航していた中型旅客機767-300ERを、貨物専用機767-300BCFへ改修。2月19日に貨物専用便を開設し、経営破綻した2010年10月以来13年4カ月ぶりに自社貨物便を復活させた。
Yusuke KOHASE