ヘンリー王子とメーガン妃、「ハリウッドの今年最大の負け組」に選ばれる
ハリウッドの動向を扱うアメリカの雑誌『ハリウッド・リポーター』。雑誌『バラエティ』と並んで権威ある業界誌としての地位を誇っているが、今年の「ハリウッド最大の勝ち組&負け組」を発表した。負け組の中にヘンリー王子&メーガン妃が堂々エントリー、注目を集めている。 【写真】ヘンリー王子&メーガン妃の結婚式でとらえたベストシーン32
その理由が手厳しい。同誌は「セレブとしての地位をアメリカで現金にするために儀礼的な公務の生活から逃亡した」。でもNetflixのドキュメンタリーも回顧録もそのタイトルも「愚痴っぽく」、メーガン妃のポッドキャストも「精彩に欠けていた」ため失敗したとバッサリ。「ヘンリー&メーガン」というブランドは「聖人ぶったバブルに膨れあがり、弾かれるのを待つばかりだった」。そのバブルにピンを刺したのはアニメ番組「サウスパーク」だと指摘している。
今年3月に風刺アニメ『サウスパーク』は王子と妃が「プライバシーが欲しい!」と大騒ぎして注目を集めながら世界中を旅する様子を描いたアニメを放送。20分の短編ではあったが世界中が感じていた2人の行動の矛盾をはっきり見せ、王子と妃に対する世間の評価が大きく変わるきっかけにもなった。
さらに同誌は2人との契約を打ち切ったSpotifyの重役が2人を「イカサマ師」と呼んだことにも言及。忘れかけていた読者に思い出させると「それでも軽蔑や嘲笑の方が、年間200回以上の王室の公式行事に出席しなければならない地獄のような状況に勝る」と皮肉っぽいコメントで締めている。
ちなみに同じ負け組には、差別的な投稿を支持したことでXから広告主が離れる原因を作ったイーロン・マスク、映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』や『ホーンテッドマンション』がヒットしなかったディズニー、やはり不発に終わったホラー映画『スクリーム』シリーズなどが入っている。
勝ち組にはワールドツアーが大成功したテイラー・スウィフト、映画『バービー』を大ヒットさせたマーゴット・ロビーとグレタ・ガーウィグなどがエントリー。ちなみに王子と妃との契約を継続しているNetflixも昨年に比べて業績が好転したことから、それに貢献した「ウェンズデー」のジェナ・オルテガと一緒に勝ち組に入った。王子と妃は自分たちの財団に寄付金が集まらず、赤字になってしまったことも報じられたばかり。来年はいろいろ回復軌道に乗せられるのか、注目したいもの。