年賀はがきに復興願い 能登の名所デザイン 第1便搬入
2025年用の年賀はがきの第1便が3日、金沢市の新金沢郵便局に搬入された。初日は能登半島地震からの復興に願いを込めた石川県版のデザインを含む103万6千枚が届き、局員がはがきの入った段ボール箱を次々と運び込んだ。県内の郵便局に順次発送され、11月1日から販売する。 県版は見附島と白米(しろよね)千枚田、輪島朝市が描かれている。このほか、来年の干支(えと)にちなんだヘビの絵柄や、25年の大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」を使用したデザインの全7種類が販売される。 日本郵便北陸支社によると、北陸三県では2806万枚(昨年比72・6%)を準備する。今月の郵便料金改定に伴い、1枚85円となる。 新金沢郵便局郵便部の柿澤陽一副部長は元日の地震に触れ、「年賀状で人と人との付き合いを改めて考えるきっかけにしてほしい」と話した。