超初心者でもわかる!センスが良いアートを部屋に飾る方法
レイアウトを考える
さて、作品を壁にかけることにしましょう。 最悪なのは、何も考えず、ただ適当に配置してしまうことです。壁にアートをかける時は、どんな配置にするか、前もってプランをたてる必要があります。 有名なインテリアデザイナーのタラ・バーナード氏は、配置を考えるプロセスにこそじっくりと時間をかけるべきで、拙速に決めてはいけないとアドバイスしています。 できれば、最初は作品を床に置き、数週間かけてさまざまなレイアウト候補を検討すると良いでしょう。 いい加減に配置を決め、アートが壁に乱雑にかけられているだけ、という惨状になるよりずっとマシです。
部屋ごとにムードを演出しよう
もう1つ、自宅用のアートを選ぶときに考慮すべき事柄が、作品を飾る部屋をどういうムードに演出するか、という点です。 たとえば、ホワイエ(玄関の広間)や、入口からつながる廊下なら、来る人を歓迎し、招き入れるような雰囲気がほしいはずです。 こうした場所には、ゲストを怖がらせることのない、親しみが持てるアートがお勧めです。 一方、フォーマルなダイニングルームであれば、洗練されたムードを引き立てる、渋い色合いの抽象的な作品を飾るといいのではないでしょうか。 とはいえ、ここで思い出してほしいのは、最初にお伝えした「自分の直感を信じよう」という点です。 確かに、それぞれの部屋について演出したいムードがあるとしても、それが、「見ていて楽しくなる作品」を選ぶ妨げにならないようにしましょう。
検索はオンラインで、購入は実店舗で
アート購入は、楽しい体験になり得るものです。途方に暮れてしまうこともありますが、それでも楽しいことに変わりはありません。 ただし可能であれば、対面販売をしているショップやギャラリーで買うようにしてください。 「絶対にそうしろ」とは言いませんが、現実の場で、実際に照明がある状態でアートを見るのは、ネットで見るのとは大違いです。 ネット上でしか見ていなかった作品がいざ自分の手元にやってくると、思ったより印象が薄く、平板に見えたり、画面で見ていた時と色合いがぜんぜん違い予想外だった、と思うこともあり得ます。 たいていの場合、ネット上のプラットフォームに使われている写真は、プロレベルの照明や調整が施されているので、あなたの家のリビングにある、ホームデポ(Home Depot)で買った照明のもとでは、写真とは大幅に違って見えることもあるのです。