アップル製品を学割で購入し即転売、男女7人を詐欺容疑で逮捕…チャイニーズドラゴンに資金流れた可能性も
転売目的を隠して学生割引価格で米アップル社製のノートパソコンを購入したとして、警視庁は8日、埼玉県川口市、職業不詳の女(51)ら中国籍の男女計7人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。昨年2月以降、同様の手口で購入した計約1億2000万円分のパソコンやタブレット端末を転売したとみている。
ほかに逮捕されたのは、20歳代の大学院生ら。
発表によると、7人は共謀して昨年5月14日、東京都中央区銀座のアップルストアで、定価の約1割引きの学割価格でノートパソコン計11台(販売価格計約287万円)を購入し、だまし取った疑い。逮捕は7日。
学割は購入後1年間、利益を上乗せして転売しないことが条件だったが、購入直後に転売していたという。51歳の女らが中国のSNSを通じて学生を集めていた。
警視庁は、収益の一部が51歳の女を通じて、準暴力団「チャイニーズドラゴン」に渡った可能性もあるとみて調べている。