傘下組織幹部が身分を伏せて携帯電話を契約し詐欺容疑で逮捕 指定暴力団「小桜一家」の本部事務所を家宅捜索 鹿児島県警
暴力団員であることを隠して携帯電話1台を契約したとして、指定暴力団四代目小桜一家傘下組織幹部の男が17日に詐欺容疑で逮捕された事件を受け、鹿児島県警組織犯罪対策課と鹿屋署は19日、鹿児島市甲突町の小桜一家本部事務所を家宅捜索した。 【関連】暴力団員は携帯電話を契約できない…「説明受けていない」 四代目小桜一家傘下幹部が身分を隠し契約、詐欺容疑で逮捕 鹿屋署
午前10時、捜査員約20人がカメラや段ボールなどを持って事務所に入り、約1時間捜索。機動隊員が入り口付近で周囲を警戒した。同課によると、証拠品や携帯電話の用途、組織の関与実態などを調べた。 逮捕されたのは鹿屋市笠之原町、傘下組織幹部の無職男(50)。県警は18日、容疑者を鹿児島地検鹿屋支部に送検した。送検容疑は2022年12月10日、県内の株式会社が運営する携帯電話の販売代理店で、暴力団員であることを隠して契約手続きをし、携帯電話機1台をだまし取った疑い。「暴力団員が契約できないという説明は受けていない」と容疑を否認している。
南日本新聞 | 鹿児島