電流爆破デスマッチに政界進出、女性スキャンダルも…「大仁田厚」ドキュメンタリー映画公開で「涙のカリスマ」波乱万丈の半生を振り返る
7年間で3200時間
今年4月にデビュー50周年を迎えたプロレスラー・大仁田厚(67)の半生を追ったドキュメンタリー映画「ファイト」(川上孝行監督)が12月6日から公開予定だ。同映画の公式サイトなどによると、2017年に大仁田が7度目の引退を発表。その直後から1年間限定で密着し、当初は「ドキュメンタリー映画 邪道」として公開を目指していたという。しかし、大仁田の関係者まで取材対象を広げることになった結果、密着取材は約7年間に及ぶことに。その間、撮り貯めた取材映像は、3200時間を突破しているという。 【写真】「大仁田劇場」は終わらない。「お前ら、心して観るんじゃぁぁああ!!」と叫ぶ声が聞こえそうな爆破ショット!
出演は大仁田の母・巾江さん、ステージ4のガンの闘病中にも関わらず大仁田との電流爆破マッチに挑んだ先輩レスラーのグレート小鹿(82)、プロレス界の生き字引と言える元「週刊プロレス」の敏腕編集長であったターザン山本氏(78)、大仁田と意外な接点があったというレジェンド女子プロレスラーのブル中野(56)ら。 公開まで1カ月を切ったものの、これまでに発表された情報は昨年12月にYouTubeにアップされた3分半ほどの予告編と、今年8月にWEBニュースに掲載されたPR記事1本のみ。ちなみに、川上監督は花火師として大仁田の電流爆破マッチを手がけ、長年、タッグを組んできたが、扱うテーマはプロレスではなく、“何かと戦っている人々”だという。今回の作品は大仁田が取り組んでいる「イジメ撲滅」や「自殺防止」に加え、今の日本が抱えている様々な問題を浮き彫りにしている……というが、 「大仁田さんといえば、故ジャイアント馬場さんが立ち上げた『全日本プロレス(以下、全日)』でデビュー後、ケガで引退し、その後に旗揚げしたFMWでカリスマ性を獲得して政界進出。度重なる引退と復帰、さらには騒がしいプライベート……。それこそ、Netflixの『極悪女王』に対抗すべく『爆破大王』のタイトルで作品化できそうな、ものすごく濃厚な人生をこれまで歩んできました。にもかかわらず、今回の上映時間はわずか100分。映画では、7年前からの姿を追っていますが、それより前の人生が、大仁田さんらしいと思うのですが」(元プロレス専門誌記者)