【漫画】父親と愛する人を殺され、仇討ちを行う青年に宿る不思議な力とは…切ないサイキック時代劇に「読み応え凄い」の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、鶴川かきおさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「異郷奴」だ。3月12日時点で9000以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今回は作者の鶴川かきおさんに制作の背景を伺った。 【漫画】「オラは鬼じゃ…」時代劇×サイキックの融合で息を飲む展開に…「素晴らしいわ」「名作」と反響 ■切なく悲しく引き込まれるサイキック時代劇 主人公・六之助は父親と2人暮らしをする百姓。 ある日六之助が畑仕事をしていた最中に、新しい代官である平岡が六之助の家を訪ねた。追加の年貢を取り立てに来ていたのだ。父親は既に納めた分以外は余裕がないと伝えたのだが、自分達用に取っておいた米が見つかり平岡は立腹した。そして無礼討ちとして父親は斬り捨てられたのだ。 急いで帰宅した六之助だが、既に家は燃やされていた。六之助は頭に血が登り、街におりて「顔に大きな傷のある代官はどこにおる?」と平岡を探す。父親の仇討ちをしようとしたのだ。 しかし、その場にいた役人達に袋叩きにされてしまう。それを救ってくれたのが顔に大きな火傷を覆った女郎のお雪だった。 そして、しばらくお雪の元で世話になる六之助。次第に2人は惹かれ合っていった。そんな時、女郎のお雪に指名が入る。なんとそれは代官である平岡で、お雪の顔に火傷を覆わせた人物だった。 六之助は知らせを聞いて急いでお雪を助けに向かうが、平岡によって目の前でお雪は殺されてしまう。 怒り狂った六之助に秘められた力が込み上げた。六之助が持っていた不思議な力とは………。 実際に漫画を読んだ人からは「素晴らしいわ」「引き込まれる……」「読み応え凄いです」「名作」「良作品すぎる」「時代劇とサイキックの調和が素晴らしい」などといった声があがっている。 時代劇×サイキックの融合で、新しい展開ながらも読みやすく多くの人から反響が集まっている。 そんな鶴川かきおさんが描く作品『テロメア』は現在、コミック熱帯で連載中。今作との「異郷奴」とはまた違うストーリー設定に引き込まれる作品である。 今回は、作者・鶴川かきおさんに「異郷奴」ができあがるまでの話を伺った。 ■作者・鶴川かきおさんの創作背景とこだわり ――「異郷奴」を創作したきっかけや理由があればお教えください。 「異郷奴」は某漫画賞のために描き下ろした作品です。舞台が時代劇だったら作品群の中で目立つのでは?と思ったのがきっかけです。 だからと言って本格的な時代モノにするつもりはなく、自分の好きなSF要素を入れつつも「テレビで見るような」定番の時代劇を目指したいと考えました。 ――「異郷奴」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。 こだわりは読切作品なので分かりやすさ、飽きさせない展開でしょうか。 ポイントは復讐を果たしてしまった六之助を読者の皆さんがどう感じるかですかね。 ――普段漫画を描かれる際にどんなところから着想を得ることが多いですか? 映画や海外ドラマが多いと思います。常に頭の中にそれらの物語がぐるぐる巡ってる感じです。 ――鶴川かきおさんが漫画を描く際に大切にされていることがあればお教えください。 心がけてるのは読みやすさです。コマ割り、セリフ位置、キャラクターの目線などなど、いわゆる視線誘導です。 あとは常に前作より絵を上手に描きたいという気持ちですかね(自社基準ですが…)。 ――鶴川かきおさんの今後の展望や目標をお教えください。 フリーの漫画家として多くの作品を多くのメディアで輩出したいです。映像監督にも挑戦したいですね(オファーお待ちしております)。 ――最後に鶴川かきおさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。 いつも読んでいただき感謝しております! これからもSF(少し不思議)作品をはじめ、ゾンビやロボットが出てくる「かきお漫画ユニバース」を描き続けます! どうぞよろしくお願いいたします!
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