天才指揮者役の西島秀俊、その娘役芦田愛菜のW主演。廃団寸前市民オーケストラの再生物語
TBSは、西島秀俊、芦田愛菜が主演の日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』を1月14日(日)よる9時より放送する。初回14日は、25分拡大スペシャルでの放送だ。 【写真】宮沢氷魚はトランぺッター役で出演 主演の西島秀俊が演じるのは、20代の頃から海外で活躍し、数々の有名オーケストラと共演してきたマエストロ(指揮者)・夏目俊平。 そして、俊平の娘・響を演じるのが、W主演となる芦田愛菜。2011年放送の日曜劇場『南極大陸』出演時は7歳だった芦田が、今作では市役所に勤務する20歳の女性を演じる。 音楽以外の能力はゼロで、家事は何一つできず、超マイペースかつ天然な男、俊平。5年前に起きた《ある事件》をきっかけに、家族は俊平のもとを去り、俊平自身は音楽業界から離れることに。しかし、日本のとある地方の廃団寸前の市民オーケストラの指揮をするため、俊平は数十年ぶりに日本に帰国することとなる。 そして5年前の《ある事件》をきっかけに父と決別していた響だが、父の突然の帰国で、同居生活が始まることに。 父とは真逆に音楽を嫌い、音楽のない人生を送っていた響と、天才ゆえに娘の気持ちがわからない俊平が、父として娘ともう一度向き合う中で、5年前から時間が止まっていた《娘の人生》を少しずつ動かしていく――。 廃団寸前の市民オーケストラ「晴見フィルハーモニー」の個性豊かな団員など、これまでに宮沢氷魚、新木優子、當真あみ、佐藤緋美、久間田琳加、大西利空、石田ゆり子、淵上泰史、津田寛治、満島真之介、玉山鉄二、西田敏行の出演を発表していた本作。
さらに追加キャストとして、モグライダーの芝大輔や白石加代子、LiLiCo、おじゃす、柳亭小痴楽、山本圭祐の出演を発表した。 おじゃすは、フォロワー460万人を誇るTikTokクリエイター。津田寛治演じるオーケストラ団員・バイオリン奏者の近藤益夫と、LiLiCoが演じる妻・洋子の娘・心役として出演する。 また、柳亭小痴楽は響きがご執心の落語家として、本人役にて出演する。 タイトルになっている《アパッシオナート(appassionato)》とは、音楽の発想標語の一つで、「熱情的に」「激しく」の意味を持つ。 世界的天才指揮者の俊平が、なぜ愛する音楽の世界から退くことになったのか? 演奏家たちの眠っていたアパッシオナートを呼び覚まし、火を灯してきた天才指揮者・俊平が、家族、そしてオーケストラの仲間たちを、音楽を通してどう再生させていくのか。 日本クラシック界を牽引する世界的指揮者・広上淳一が監修、オーケストラ演奏を東京音楽大学が全面バックアップする、ドラマ内の音楽にも注目して楽しみたい。
「婦人公論.jp」編集部