インターネットのセキュリティ関係者を装う、うその電話で沖縄市の70代の女性が現金60万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生しました。 　警察によりますと、2024年12月26日から2025年1月6日にかけて沖縄市の70代女性の携帯電話に日本ネットワークセキュリティ協会の職員を装った男から、「あなたの携帯電話が原因で複数の会社がウイルス被害にあっている。損害賠償を支払ってください」とうその電話がありました。 　話を信じた女性は、指定された口座に現金を振り込みましたが、職員を装った男から「今後このようなことがないよう保険に加入する必要がある」とさらに現金を要求され、あわせて現金およそ60万円を騙し取られたということです。 　一連のやり取りを不審に思った女性がきのう1月9日、警察に相談し事件が発覚。女性は当初から詐欺を疑っていましたが、職員を装う男とやり取りをしているうちにだまされたということです。 　県警は「同様の電話があった場合は一度切り家族や警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。