日焼け止めを塗ってくれない保育園が8割以上! 現役保育士が明かす保育園の日焼け対策事情
なんで保育園では日焼け止めを塗ってくれないの?
保育園で塗布することができないとはいえ、家庭から日焼け止めを塗ってくること自体はOKという園は多いです。実際にフォロワーさんへのアンケートを見てみても、朝登園する前に塗ってくるということに対して禁止しているという園は1割もありませんでした。 子ども一人ひとりに戸外活動前に日焼け止めを塗り、帽子をかぶって準備をし……となると保育士の負担はかなり増えることになります。帽子や園庭にテントを張るといった対策をしている園も多いので、個々の日焼け止めに関しては家庭で行ってきていただけると助かります。 家庭から日焼け止めを塗布してくることをNGとしている園は、日焼け止めが付いた手でおもちゃを触り、他の子が口に含んでしまったり、日焼け止めが付いた肌に他の子が触れてしまうことで薬疹がでないように……という理由が。 中には保育者の化粧品や日焼け止め、ハンドクリームなども厳しく取り決めている園もあります。真冬の乾燥する時期、ハンドクリームの使用禁止はとても辛かった記憶があります。 <プールの時は対応が違うことも!?> 普段は日焼け止めを塗ってきて良いという保育園でも、プールの時だけは対応が変わるということも。 これは、ひとつのプールにクラス全員が入ることになるため、水に日焼け止めが流れ出ることを防ぎたいという考えから。 最近は感染症対策のためプール遊びにも考え方に変化が出てきて、1人1つのたらいを準備したり、ため水を使用しない水遊びを行っている保育園も多いです。他のお子さんと水を共有しないのであれば日焼け止めは使用しても問題はないので、相談してみるのも良いと思います。
保育園の日焼け対策
猛暑日が続き、紫外線に対しての意識も高まってきたため、保育園の日焼けに対する対応も変わってきています。 実際に働いている職場でも、日焼け対策として様々な取り組みを行っています。 ・園庭にひさしやテントを設置する ・日よけ付きの帽子をかぶる ・必要に応じてアームカバーや薄手の長袖の羽織ものを持参してもらう ・室内遊びを検討する また、夏場は熱中症注意報を確認し、戸外遊びを減らしたりなくしたりしている保育園も多く、水遊びの実施回数も減っています。 戸外遊びは例年いつごろまで行っているのか、水遊びの頻度などもあわせて確認できると良いですね。 戸外遊びが多い保育園だからこそ、子どもの日焼け対策は気になるもの。保育園によっても考え方は様々なので、気になるときは担任に確認してもらえると助かります。 子どもたちが元気に楽しく戸外で遊べるように、私たち保育士も様々な工夫や知識のアップデートをしていきたいと思います!
【Profile】はる(@hr_hoiku)
小2女子と年中男子の2児のママ。新設保育園の立ち上げも経験した12年目の現役主任保育士。現場の経験を生かして、保育園側の視点と保護者側の視点からの情報や、子育てが少しでもラクになる保育士のハックを発信。保育士、幼稚園教諭1種、認定ベビーシッターの資格も保有。
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