豊橋消防と名古屋消防が山林救助訓練で連携強化
愛知県豊橋市消防本部と名古屋市消防航空隊は20日、豊橋市大脇町の豊橋自然歩道本線などで山林事故を想定した救助訓練に取り組んだ。 秋の行楽シーズンで登山者の増加が見込まれる。一方でけがや日没時間の早まりによる遭難の発生が懸念される。豊橋消防は迅速に対応するため、県内で唯一の航空隊を有する名古屋消防との連携強化を目的に訓練を企画した。 登山者が急斜面を滑落し、けがをして動けないという想定。豊橋消防は携帯電話の位置情報共有システムを活用し、救助者を発見、ロープなどを使って助け出した。事前に応援要請をした名古屋消防のヘリコプターと連携し、救助者をつり上げた。その後、岩田町の消防総合訓練場にヘリを着陸させ、救急車で病院に搬送するまでの流れを確認した。 豊橋市消防本部の関係者は「訓練を通して職員の技術向上と関係機関との連携強化につながった」と話した。
東愛知新聞社