「責任をとるのは当たり前」地元から厳しい意見 自民党の堀井学議員が不出馬の意向 北海道
STVニュース北海道
自民党のいわゆる裏金事件の発覚から半年あまり。 党の処分を受けた自民党の堀井学衆議院議員が、次の衆院選に出馬しない意向を示したことをうけ、地元では厳しい声が聞かれました。 次の衆院選に出馬しない意向を、24日に道議会の関係者に伝えたという堀井学衆議院議員。 (青柳記者)「堀井議員の登別事務所前です。きょうは対応できる人がいないということでひっそりとしています」 堀井議員は道議会議員2期目の途中で衆議院選挙に出馬し、2012年に初当選しました。 堀井議員は現在、自民党北海道9区支部の支部長を務めていますが、派閥から収支報告書に記載のない2196万円のキックバックを受け取り、1年間の党の役職停止処分を受けています。 (堀井学衆院議員)「深くお詫びを申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」 2024年1月、地元で会見を開き謝罪しましたが、経緯など具体的な説明はしませんでした。 こうした問題をうけ、自民党苫小牧支部は堀井議員を次の衆院選の候補者とは認めないとする文書を各支部に送り、去就が注目されていました。 不出馬の意向をうけ、堀井議員の地元・北海道9区の有権者はー (苫小牧市民)「きちんとした説明をしていないし、すべてあいまいというかうやむやにしていて、市民を馬鹿にしているというか。もう(衆院選に)出ないほうが逆にいいと思います」 (苫小牧市民)「理解できない行動ですので、責任をとっていただくのは当たり前だと思います。国会で何をやっていたか全然わかりませんから」 その姿勢に、地元の有権者から厳しい目線が送られている堀井議員。 午後5時半から記者会見を開き、自らの進退を明らかにする予定です。