親子で夏休み映画体験!試写会で観た『逃走中 THE MOVIE』はどうだった?「こわかったけど、スリルまんてんだった!」「子ども向けだと油断していたら、後半ずっと泣いてしまいました」
JO1の川西拓実、木全翔也、金城碧海、FANTASTICSの中島颯太、瀬口黎弥、佐藤大樹ら6名がメインキャストを務める映画『逃走中 THE MOVIE』が7月19日(金)に公開される。本作は子どもたちに人気を博すフジテレビ系列のバラエティ番組「逃走中」をドラマ仕立てにした映画で、ドキドキハラハラするゲーム展開に加え、亀裂の入った友情の再生、サバイバー同士やハンターとの駆け引き、迫られる究極の選択などの人間ドラマと、ダイナミックなアクションが大画面で楽しめる。 【写真を見る】映画で登場する新たなハンター「ワイルドハンター」。この見た目、怖すぎ? MOVIE WALKER PRESSでは、そんな新感覚のアトラクションムービーを中学生以下の親子限定で試写会を実施!フジテレビ内にあるマルチシアターでひと足早く本作を楽しんだ親子からは、積極的に熱のこもった感想コメントをたくさん集まり、試写後にはインタビュー動画の撮影にも大勢の子どもたちが協力してくれた。本稿では、映画を楽しんでくれた親子のコメントから、本作の様々な魅力を紹介していこう。 ■子どもたちは『逃走中 THE MOVIE』をどう観た?「たのしかった」(男性・小学1年生) 2004年から放送が開始し、今年で20周年を迎える人気番組「逃走中」。ハンターから逃げた時間に応じて逃走者は賞金をゲットできるが、捕まれば賞金ゼロとなってしまう。終了まで逃げ切って大金を狙うか、途中でリタイアして手堅く稼ぐか、まさに一か八かの一攫千金ゲームとなるが、映画版ではかつてない規模の“サバイバルゲーム”が展開される。 映画の主人公は、高校時代に陸上部の良きライバルとして⻘春を共にしてきた、橘大和(川⻄拓実)、大澤瑛次郎(中島颯太)、伊香賢(木全翔也)、北村勇吾(金城碧海)、西園寺陸(瀬口黎弥)、寺島譲司(佐藤大樹)ら6人だ。高校卒業後のある日、彼らのもとへ届いたのは、参加者1000人、ステージが東京全域、賞金総額が1億円という史上最大のスケールで展開される「逃走中」への招待メールだった。あることがきっかけでバラバラになっていた6人は、それぞれの想いや野望を胸に参加を決意。会場で再会を果たすも、かつてのような絆は感じられない。そんななか、突如ゲームを管理するクロノス社が乗っ取られ、一部のハンターが制御不能となり、「逃走中」は命懸けのゲームと化す! 試写会で本作を観た子どもたちからは、率直な感想として「たのしかった」(男性・小学1年生)、「逃走中好きとして、スタッフロールのところまで目が離せませんでした。笑いあり、感動あり!とても良い作品でしたー!」(女性・中学3年生)などが上がり、保護者からも「大人でもドキドキしたので、見応えあってよかったです!」(女性・保護者)といった興奮気味のコメントがたくさん寄せられた。 ■ワイルドハンターの造形が本気すぎ!「まじでこわかった」(男性・小学3年生) 本作で大きなインパクトを放つのが、映画で新たに登場した「ワイルドハンター」だ。見た目が恐ろしすぎるし本気すぎる造形に、低学年~中学年からは「こわかった」という感想が最も多く、「まじでこわかった」(男性・小学3年生)、「こわかったけど、スリルまんてんだった!」(男性・小学4年生)、「口がさけていて、すこし怖かった」(女性・小学5年生)と、いつもの「逃走中」とは違う異質な存在に恐怖しているようだった。しかし、「最初はこわいのかと思ったけど、とてもおもしろかったです!」(女性・小学6年生)、「5歳の子が大変に怖がりましたが、最後はたのしかったと言ってました」(男性・保護者)と、最終的にはスリルと高揚感が楽しさにシフトしていったという声も多く届いており、本作をアトラクションムービーとしている一つの要因であるのだろう。 一方で、ハンターから逃げる場面で特に印象に残ったシーンについて、「全部です!まばたき厳禁でとてもハラハラしました」(男性・小学5年生)との意見もあり、終始、映画にくぎづけになってしまったという。また、参加者1000人規模というこれまでにないスケール感での撮影を敢行した本作に「全体的にこんな大きぼなさつえいをしたからヒットしてほしい」(女性・小学5年生)といった応援コメントも入った。 ■豪華芸能人も多数出演!最も人気を集めたのは誰だ? 「逃走中」と言えば、やはり逃走シーンが大きな見どころとなるが、6人が美しいフォームで走るシーンを見ると、彼らが元陸上部という設定にも大いに納得。ハンターから逃れるべく、決死のジャンブを試みたり、わずかな隙を狙って猛ダッシュをしたりと、身体能力が高いキャストが魅せるアクションシーンもアドレナリン噴出ものだ。 「かいだんから、となりのかいだんにジャンプしていたところが印象に残りました」(女性・小学5年生)、「勇吾が棚の下をスライディングしたところ」(男性・保護者)、「ハンターが俊敏に柱をかけのぼるところ」(男性・保護者)と、印象深いアクションを挙げるコメントもあった。 また、「逃走中」といえば豪華な芸能人が多数出演している点も魅力の一つだ。本作では、津田篤宏(ダイアン)、長谷川雅紀(錦鯉)、クロちゃん(安田大サーカス)、久保田かずのぶ(とろサーモン)、小宮浩信(三四郎)、大久保嘉人、ハリー杉山、景井ひな、大島麻衣、横山涼、HIKAKINなどが参加。アンケートでもっとも人気を集めたのは低学年~中学年では錦鯉の長谷川、高学年以上からはガチャピンという結果に! ●錦鯉 長谷川雅紀 「にしき鯉の長谷川がこんにちはーと言ってしまっておもしろかった」(男性・小学4年生) 「大きい声出したら見つかるでしょw」(女性・小学5年生) 「子どもに愛されるギャグをハンターの有無にかかわらずしていた芸人魂」(男性・保護者) ●ガチャピン 「めちゃめちゃかわいかったから」(女性・小学6年生) 「並んでかくれるところがかわいかった」(女性・保護者) ●HIKAKIN 「とてもいいえんぎをしていて表現力がとてもあった!」(男性・小学5年生) 「インパクトあり」(男性・保護者) ●そのほか 「ちょい役でいろんな人が出ていておもしろかった」(女性・保護者) 「ハンターが(三四郎)小宮さんをそっとつかまえる時が面白くて印象に残った」(女性・中学3年生) 「怖いシーンの中で、(ダイアン)津田さんのシーンで和んだ」(女性・保護者) しっかりと爪痕を残している芸能人逃走者たち。果たして彼らはどんな姿で登場し、ちゃんと最後まで逃げきれるのか?その勇姿を劇場で確認してほしい。 ■JO1&FANTASTICSが夢のコラボ!「リアルなえんぎができていてえいがをよりひきたてていた!」(男性・小学5年生) 劇中では、JO1とFANTASTICSの人気スターたちが、胸熱の友情ドラマを繰り広げる。「逃走中」にエントリーした大和(川西拓実)、瑛次郎(中島颯太)、賢(木全翔也)、勇吾(金城碧海)、陸(瀬口黎弥)、譲司(佐藤大樹)だが、彼らのバックグラウンドが少しずつ明かされていき、過去の確執にも触れていく。 メインキャスト6人で印象に残った俳優をアンケートで尋ねたところ、まんべんなく票が分散したところからも、それぞれの役柄にきちんと見せ場が用意されていることがうかがえる。ここからは6人の演技や注目ポイントを、ネタバレに触れない感想コメントを交えて紹介していこう。 ●橘大和(陸上の名門大学の短距離選手。破天荒だが情に厚い役どころとなる) 「リアルなえんぎができていてえいがをよりひきたてていた!」(男性・小学5年生) 「主人公の正義感が伝わってきた」(女性・保護者) ●大澤瑛次郎(名門大学数学科の大学生。堅実で優しく穏やかな性格だが知られざる一面も) 「頭が良さそう」(女性・小学5年生) 「真面目で仲間想い」(女性・保護者) ●伊香賢(投資にハマり中の切れ者大学生。仲間に対してある想いを抱えている) 「最後、譲司に●●をわたす所がかっこよかった」(女性・小学3年生) ※物語の核心に触れるため、「●●」と伏せ字で表記しております。 「意外性のある役どころ、キャラクターで良い意味で裏切られた」(女性・保護者) ●北村勇吾(資金繰りに悩む町工場の3代目。賞金欲しさに誰よりも気合十分に「逃走中」に参加) 「やさしそう」 (男性・小学4年生) 「クールかと思いきややさしい、最後まで全力で良かった!」(女性・保護者) ●西園寺陸(ファッションオタクの専門学校生。子どもとのコミュ力が秀逸なムードメーカー) 「やさしくて子どもにやさしいから一番いんしょうにのこった」(女性・小学3年生) 「カイくんを勇気づけるやさしさに感動しました」(女性・保護者) ●寺島譲司(元陸上部エースで、突如、姿を消す。「逃走中」で5人と再会するも気まずい雰囲気に) 「かっこよかった」(女性・小学3年生) 「本当は仲間思いなのに心配させないようにしている優しさがある」(男性・中学1年生) ■「逃走中」なのに泣ける?「子ども向けだと思って油断していたら、後半ずっと泣いてしまいました」 (女性・保護者) そして終盤では、予想だにしなかった“感涙トラップ”が待ち受けるという本作。「みんなで助けあってるなって感じたから」(男性・小学6年生)というコメントにもあるように、学生時代はソウルメイトだったはずの6人が、「逃走中」を通して、かつての絆を取り戻していく姿がグッとくる。それだけに、自分1人のためだけではなく、仲間の想いものせて走るという陸上部時代の合言葉「Run for All」に、親子ともども心を鷲づかみにされた様子。さらに、ゲームに参加した、しゃべることができない小学生の本郷カイ(川原瑛都)の活躍も大いに反響を呼んだ。 6人の絆を感じたシーンについては「ミサンガを6人が全員つけているところ」「仲間思いでとても自分にグッと来た」(女性・小学6年生)、「6人の友情がよく分かる」(女性・小学6年生)と言った声が。 保護者からは「6人の学生時代の後悔や経験を成長につなげていて、KIZUNAや人への思いやりの強さを感じられてとても感動しました!」(女性・保護者)、「子ども向けだと思って油断していたら、後半ずっと泣いてしまいました」 (女性・保護者)、「どんな映画かと思いましたが、友情物語でよかったですよ。昔の仲間に会いたくなりましたね」(男性・保護者)、「テレビ番組とはひと味ちがう。感動もの」(男性・保護者)と、6人が織りなす友情の再生ドラマがとても心に響いたようだ。 そして、キーパーソンとなるカイ少年だが「カイくんがとてもがんばっていて、とても勇気のある子だと思いました」(女性・小学6年生)、「6人の姿を見て心がつき動かされているように感じた」(女性・中学3年生)といった声も届いた。また、保護者からの反響も高く、様々な感想が届いた。 「子どもに勇気を与える作品になっていると感じた。仲間や友達の大切さを学べる作品だと思った」(女性・保護者) 「カイの最初からの心情からのラストシーンは感動しました」(女性・保護者) 「子どもは、大人に守られるだけでなく、自分で自分を守る。他者を守れる勇気が必要と教えてもらえた」(女性・保護者) 「小学生がいることで息子(小4)も自分も参加しているように感じたのではと思う」(女性・保護者) 「まわりの子供が数人泣いていた。純粋な子には届くのだと感じた」(女性・保護者) 「走るのが早いだけでなく協力することが大事」(女性・保護者) ■「ハンターを生で見てみたいし運動が好きだしお金がほしい」(女性・小学3年生) 大スクリーンで観ると、まるで自分が参加しているのかのような没入感や臨場感を感じられる本作。アンケートでは、特に子どもたちから実際に「逃走中」に参加したいという声も上がっていたが、「逃走中」のどんなところに魅力を感じているのだろうか?参加したいと思った理由と共に、子どもたちの生の声をご紹介しよう。 ●「逃走中」の好きなところ 「ハンターの服がかっこいい」(男性・小学2年生) 「ハンターの足が速くてドキドキするところとミッションでみんながきょう力するところ」(女性・小学3年生) 「にげ切る者がだれかと思うところ」(男性・小学4年生) 「ミッションがおもしろい、ドキドキのミッションがあって最高の!ハンターがかっこよくてとそうしゃのつかうグッズがあこがれる。どきどきする」(女性・小学3年生) 「つかまるかつかまらないかがわからないからすき」(男性・小学4年生) ●「逃走中」に参加したい理由 「ハンターを生で見てみたいし運動が好きだしお金がほしい」(女性・小学3年生) 「ハラハラドキドキしてみたい」(女性・小学3年生) 「お小づがいが少ないから」(男性・小学3年生) 「協力し合うのがおもしろそう」(女性・小学5年生) 「50m走が学年で速い方で、7.35秒と好タイムでハンターに勝てる自信があるから」(男性・小学6年生) 意外だったのは、保護者からも「逃走中」に参加したいという声が多く上がった点だ。「親子で協力しながら楽しみたい!!」(女性・保護者)、「お金がほしい!!」(女性・保護者)、「スポーツと一緒で見てるとやりたくなります」(男性・保護者)と、かなり前のめりで参加希望を表明しており、「テレビならば逃げる発想が違うので逃げ切ってみせます。がミッションがムリですね」(男性・保護者)と、「逃走中」ならではの難しさを語っている保護者もいた。 ■「何が本当に大切なのか子供たちに教えてくれている?」(女性・保護者) 子どもたちだけでなく、保護者からも好意的なコメントがあふれた『逃走中 THE MOVIE』。では、実際に子どもたちが友だちに紹介するとしたら、どんな点をプッシュしたいのかも聞いたら、「いっしょにいこ!!!!」(女性・小学2年生)、「きょうふのおにごっこ映画だよ」(男性・小学4年生)といった子どもらしいコメントに思わずほっこり。 また、興味深かったのが、保護者の方々からの応援コメントだ。「親子で映画を観て良かった」という感想が多数寄せられたが、それは大人が観ても存分に楽しめるという本作のエンターテインメントとしてのクオリティの高さに限ったものではない。子どもと一緒に映画を観れたことで、隣でリアクションを確認しつつ、ドキドキ感や感動などを親子で“共有”できたこと自体が良かったということらしい。 「子役の子が出ているので小さい子も感情移入しながら見られると思います」(女性・保護者) 「まさかこんなに感動するとは思いませんでした。親子共々楽しめたと思います」(女性・保護者) 「何が本当に大切なのか子供たちに教えてくれている?」(女性・保護者) 「大人でもドキドキしたので、見応えあってよかったです!夏休みに友人とまた観ます!!ありがとうございました!」(女性・保護者) 「夏休み前ですが親子で良い思い出になりました。ありがとうございます」(女性・保護者) 人気バラエティ「逃走中」を、豪華キャストを迎え、映画ならではのスケールで、心揺さぶられる人間ドラマをたっぷりと入れ込んで仕上げた『逃走中 THE MOVIE』。大人も子どもも楽しめるアトラクションムービーは、夏休みに親子で観るのにぴったりな作品なので、猛暑の夏、ぜひ涼しい劇場へ行って、めいっぱい楽しんでいただきたい。 文/山崎伸子