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ラオスを訪問中の石破首相は、ASEAN（東南アジア諸国連合）との首脳会議に出席する。 10日夜に行われる日中首脳会談では、深センで起きた男児殺害事件について、説明と再発防止の対応を強く求めることがわかった。 【画像】ASEANとの首脳会議などのためラオス入りした石破首相

石破首相“外交デビュー”　対中外交で存在感示す狙いも

外交デビューでは、独自カラーを薄め、現実路線にかじを切る石破首相だが、対中外交で存在感を示したい狙いもありそう。 石破首相はこの後、ASEANとの首脳会議などに臨み、北朝鮮や台頭する中国をめぐり議論する。

日中首脳会談で深セン男児殺害事件への対応要求へ

夜には、中国の李強首相と個別に会談し、日本産水産物の早期輸入再開を求める方針。 関係者によると、会談では、中国軍機による領空侵犯や空母「遼寧」による接続水域の航行に懸念を伝えるとともに、深センの日本人学校に通う男児の殺害事件について、状況の説明に加え、反日的なSNSへの対応など、再発防止を強く求める見通し。 一方、持論の「アジア版NATO構想」はひとまず封印する方針で、政府高官は「目的はインド太平洋地域のリーダーと顔を合わせ、安心してもらうことだ」と強調している。 衆院選を前に外交成果を示せるか、石破首相の手腕が問われる。 （「Live news days」10月10日放送より）