◇尾関雄一朗コラム「アマチュア野球取材ノート」 　プロ野球ドラフト会議が２４日に行われる。高校生と大学生は、事前に「プロ志望届」を提出した選手が指名対象となる。東海３県でプロへの意思表示をした選手たちを２回に分けて紹介する。前編は高校生１０人（県ごとに校名、氏名で五十音順）。 ◆ドラフト会議で指名受けた中京大中京の高橋宏斗（左）と中山礼都【写真】

石見颯真

★石見颯真（愛工大名電・内野手／右左・176cm76kg） 自在性のある打撃で広角に長打を放つ。昨秋東海大会で右翼場外弾、今春センバツで２安打。５０メートル走５秒９の脚力生かし今年から遊撃手に。

古谷龍斗

★古谷龍斗（愛工大名電・投手／左左・180cm83kg） 指にかかった球速１４０キロ台のストレートに威力がある本格派。チーム内では３番手投手に甘んじたが、粗削りも将来性のうち。潜在能力は高い。

モイセエフ・ニキータ

★モイセエフ・ニキータ（豊川・外野手／左左・182cm87kg） 新基準バットでのセンバツ第１号アーチなど高校通算１８本塁打。昨秋東海大会で打率６割超の対応力、勝負強さも図抜けている。両親がロシア人。

内山京介

★内山京介（豊橋中央・投手／右右・181cm77kg） 柔軟性やバネなど身体能力が非凡。最速１４８キロのストレートを投げ下ろす。中学まで児童養護施設などで過ごした。プロで道を切り開く。

小栗遥大

★小栗遥大（豊橋中央・投手／右右・180cm81kg） フォームに柔らかみがあり、最速１４４キロのストレートと横の変化球のコンビネーションが秀逸。６月の招待試合で報徳学園打線を５回無安打。

高安累

★高安累（豊橋中央・内野手／右右・172cm70kg） 今夏愛知大会では６試合全てで安打を放つなどシュアな打撃で出塁。高校通算２５本塁打のパンチ力、５０メートル走６秒のスピードも備える。

森厳徳

★森厳徳（県岐阜商・投手／右右・172cm78kg） 最速１４９キロの快速球と変化の大きなスライダーで快投。球自体の魅力と安定感は県下随一で、昨秋以降３季連続で県大会決勝へ駒を進めた。