11月17日「世界早産児デー」 母親たちが「幸せ」テーマの写真展
11月17日は「世界早産児デー」です。 早産で小さく生まれた子どもたちの成長を紹介する写真展が、 神奈川県横浜市の栄区で開かれました。 わずか370グラムの体で生まれてきた女の子が、6歳になって夏祭りで太鼓を叩く姿。 小さな双子の姉妹も、七五三でカメラに向かって微笑む7歳に。 写真展を開催したのは早産を経験した母親たちが立ち上げた県内のNPO団体で、 49人の子どもとその家族の「幸せな瞬間」が展示されました。 小さく生まれてくる子どもの中には成長や発達がゆっくりで支援が必要な子も多く、 子育ての悩みなどを共有しながら広く知ってもらうことが目的です。 (NPO団体pena 理事長・坂上彩さん) 「私自身も娘が6歳でこれから小学校に向けての生活など不安は大きいが、 1年前の写真と比べたら確実に大きくなっているし、 できることも彼女なりに増えている。 本当にいろんな子がいることが当たり前で、 地域で当たり前に笑って過ごしたいということを伝えたい」 神奈川県内では去年、およそ10人に1人が2500グラム未満で生まれていて、 県などが支援や教育のあり方を検討しています。