東出昌大は猟銃を手に山へ。狩猟生活を追ったドキュメンタリー「WILL」
居場所を失った俳優・東出昌大は、猟銃を手に山へ向かった。電気も水道もなく、狩った鹿やイノシシを食べ、地元の人々と触れ合う日々は、彼に何をもたらしたのか──。東出昌大の狩猟生活に1年間密着したドキュメンタリー映画「WILL」が、2月16日(金)より渋谷シネクイント、テアトル新宿ほかで全国公開される。 監督を務めたのは、BiSH、クリープハイプ、藤井風などさまざまなアーティストのドキュメンタリーやMVを手掛ける映像作家のエリザベス宮地。東出が事務所を退く前から本作をオファーし、途中で頓挫しかけるも東出からの連絡で再び動き出し、完成・公開に漕ぎつけた。 音楽を手掛けて出演もするのは、今年結成15周年を迎えるラップグループのMOROHA。メンバーのアフロは東出と長年の友人だ。 狩猟とは、命とは、人間とは──。東出の根底にある混沌、矛盾、葛藤を浮かび上がらせ、過酷な世界で生きる意志(WILL)を呼び起こす、魂の140分。
〈コメント〉
■監督:エリザベス宮地 「子宮」 東出が発砲し、山道を走り、 獲物の解体を始めてからはじめて口にした言葉だった。 彼の右手には言葉通りのそれが握られていた。 〝役者の東出がどうして狩猟をしているのか〟 その答えを求め狩猟に同行したが、 納得するための都合のいい言葉や理由が目の前の臓器や自然には追いつかないのを痛感した。 東出と共に、答えのない旅をした1年間の記録。 ■アフロ(MOROHA) 喰われながら、喰いながら 誰しもが生きている その罪深さを引き受けて人間は どのツラ下げて、どこへ向かうのか その一例を知りたかったらこれを観たらいい ■東出昌大 僕はただの被写体でした。 ですので「映画を通して伝えたいメッセージ」の様なものはありません。「生きる理由なんて思いつかなくて、死ねない理由を一つひとつ摘み上げては、掌の上で転がしながら確かめる。」 そんな想いをされている方に届くように、エリザベス宮地監督はこの映画を作ったのかなと、完成した映画を拝見し思いました。
「WILL」
出演:東出昌大、服部文祥、阿部達也、石川竜一、GOMA、コムアイ、森達也 音楽・出演:MOROHA 監督・撮影・編集:エリザベス宮地 プロデューサー:高根順次 2024年/日本/カラー/ビスタ/140分/DCP/映倫審査区分:G 製作・配給・宣伝: SPACE SHOWER FILMS ©2024 SPACE SHOWER FILMS 公式サイト:https://will-film.com/