【札幌戦で覚醒した川崎の元仏代表FWゴミス。周囲が明かすその凄み(2)】「必ず返ってくると信じて走りました」の信頼感……泣いたように見えるも「サッカーはハッピーなもの」
先制点が伏線になる形で、川崎フロンターレの元フランス代表ストライカー、バフェティンビ・ゴメスの2ゴール目が生まれたのは43分だった。 ■【動画】まさに生態系破壊……川崎FWゴミスが独力で決めた札幌戦での「独力ゴール場面」■ 敵陣の左タッチライン際でボールを持ったMF遠野大弥が振り返る。 「顔を上げた瞬間にバフェ(ゴミス)がボールを要求していたのが見えたので、どんな形であれ、彼に当てて中へ入っていけば、必ず返ってくると信じて走りました」 右斜め前方のペナルティーエリア内にいるゴミスへ、遠野は迷わずにボールを預けた。背中には相変わらず北海道コンサドーレ札幌のDF家泉怜依が、抱きつくように張りついている。それでも厚い信頼関係が再びホットラインを開通させた。 このときもゴミスは動じない。パス&ゴーから遠野もどんどん近づいてくる。落とすのか。それとも、またターンするのか。選択肢がある分だけ家泉も迷う。 ゴミスが選択したのは、右足のワンタッチによる遠野への優しいパス。あうんの呼吸で受け取った遠野が、そのままペナルティーエリア内の左を抜け出す。
■英語で要求したパス
家泉はゴミスのマークを捨てて、遠野のマークにつく。次の瞬間、声が響いた。 「Come on!」 英語でパスを要求したのはゴミス。その後のやり取りを遠野が明かす。 「見えていなかったけど、彼が呼ぶ声が聞こえたので。彼はゴール前のクオリティーが高いので、当てればゴールへ運んでくれると信じて思い切って蹴りました」 声が響いてきた方向へ、遠野はほぼノールックで左足を振り抜いた。パスの先には家泉のマークを外れたゴミスが走り込んできていた。右足をコンパクトに、かつ薄くヒットさせる。コースを変えたボールがゴール右隅に吸い込まれた。 ハーフタイムにDF岡村大八との交代を告げられた家泉が言う。 「2失点目は直接やられているわけではないけど、警戒していたはずのポストプレーからのワンツーみたいな形でゴールされた。試合前に(ゴミスに対して)やろうとしていたプレーが、まったくできなかった。(ゴミスの身体が)強いからフリックされたのではなく、経験といった部分で自分は全然足りなかった」 前半アディショナルタイムの48分には、FWマルシーニョが獲得したPKを確実に決めた。結果を残せずに悩んできたゴミスが、初ゴールからわずか18分間で今シーズンのJ1でFWジャーメイン良(ジュビロ磐田)に次ぐ2人目、川崎では2022年8月のマルシーニョ以来、延べ15人目となるハットトリックを達成した。
【関連記事】
- ■(この記事の前編)【札幌戦で覚醒した川崎の元仏代表FWゴミス。周囲が明かすその凄み(1)】対峙した札幌DFが「経験の部分で背負うのがうまかった」と振り返り、同僚も予想外と語るプレー
- ■「身長差がいい感じ」川口春奈と三笘薫の「肩くっつけショット」が大反響!「え!かわいい!かっこいい!最高」「この絵最強過ぎる」とファン興奮【人気記事】
- ■「奥さん美人すぎる」J2清水DF高橋祐治の「元AKB48メンバー妻」がスタジアム来場で大反響!「Jリーガの奥さん綺麗過ぎてビビるシリーズ」などファン驚き
- ■「美人すぎ!」横浜FC小川航基が「来場した妻」の前で圧巻の逆転2ゴールを決め勝利に貢献!
- ■「ほんまに綺麗すぎる…」「無双の美しさ」アーセナルMFの世界的美人妻の「ユニフォームワンピ姿」が話題に! 「勝利の女神」と称えられた衝撃的投稿