【NFL】QBプレスコットとカウボーイズがオフシーズンに長期契約延長の交渉に入る見込み
クオーターバック(QB)ダック・プレスコットは今シーズンにMVPを獲得する可能性があり、そういったシーズンはダラス・カウボーイズにとって、ビル・クリントン元大統領が政権を握っていた1993年以来となる。
プレスコットの優秀さは次のオフシーズンに報われることになりそうだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地3日(日)に『NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)』で報じたところによれば、プレスコットとカウボーイズは次のオフシーズンに、プレスコットがリーグで最も高給取りのQBの1人になるような長期的な契約延長を行う見込みだという。
延長の可能性は今シーズンのプレスコットのプレーによって正当化される一方で、帳簿上の措置とも言える。プレスコットは現在、2021年にサインした4年総額1億6,000万ドル(約234億4,800万円)の契約の最終年となる2024年に、5,945万ドル(約87億1,313万円)分のサラリーキャップを占めることになっている。これだけのキャップヒットは、フリーエージェンシー(FA)中のカウボーイズの選択を大幅に制限することになり、チームはまた、ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズやワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムといった若手スター選手たちの延長契約も検討しなげればならないため、シーズン終了とともに交渉が激化することが予想される。
ラポポートは日曜日に、プレスコットは新しいリーグイヤーが始まってから5日目に500万ドル(約7億3,275万円)のロースターボーナスを受け取ることになっているため、契約が延長されることになれば、それまでに決着が着いているだろうと述べている。プレスコットの現在の契約にはノートレード条項が含まれており、カウボーイズはプレスコットにフランチャイズタグをつけることもできない。