陸自も参加、共に行進 2回目、日の丸小旗で歓迎も 石垣島まつり
3日に行われた石垣島まつり2024市民大パレードには、陸上自衛隊石垣駐屯地も参加。総勢80人が他の団体と共に行進に加わった。沿道には多くの市民が集まり、八重山防衛協会が用意した日の丸の小旗を振り、歓迎。同駐屯地がパレードに参加するのは昨年に続き2回目。 パレードには、当初の予定よりも多い53団体が参加。陸自は石垣駐屯地に所属する各部隊に加え、那覇駐屯地の第15音楽隊も参加。海保と同じく「職域パレード」として行進した。 音楽隊が演奏するヒット曲に合わせ、隊員たちがダンスを披露。2日にステージでフラダンスを踊った隊員たちもアロハシャツを着て行進の横で踊った。隊員たちが手を振ると、集まった人たちは他の団体と同様に振り返して応じた。 30日に石垣駐屯地を開放して行う「やいまDAY2024」の開催を紹介するチラシを配布する隊員もいた。 協会女性部の内間知恵子部長は「日の丸の小旗を振りたいという、市民からの問い合わせがあったので準備した」と説明。 石垣駐屯地は2023年に開設。これまで隊員たちはビーチクリーンなどの各種ボランティア活動にも参加。地元の字会に加わる人もいる。内間さんは「地域行事に加わっている。先日はハロウィンイベントにも参加したらしい。隊員たちは、市内でなじんでいる」と評価した。 陸自隊員のパレード参加を巡っては、市内で活動する石垣島の平和と自然を守る市民連絡会が、難色を示し1日に市に取り消すよう求めた。市側は「実行委で異論が出なかった。断る理由はない」として、参加を認める姿勢を示していた。