「自分のペースでいい」新学期から2か月 学校や仕事…いま、ちょっと憂鬱なあなたへ送るメッセージ
南海放送
こちらは、去年1年間の県内での自殺者数を月別で示したグラフです。最も多かったのは9月でしたが、次いで多いのが6月なんです。 年代別の死因を見ても、10代から30代で最も多く、40代で2番目、50代で3番目と、高くなっています。 学校での人間関係や仕事のストレスで不安を感じていませんか?いま、ちょっと憂鬱なあなたへ聞いてほしい言葉があります。
40年間カウンセリングを続ける長谷川さんが見る“今の子どもたち”
長谷川さん: 「メンタル調子悪いって。やけん「おはようございます」 って打って、メンタルの具合悪いんやったら、ちょっとのんびりしとうみいと返したら「病院に行こうかと思ったりベッドに寝てます」って(返信があった)」 手慣れた様子でスマートフォンを操ってるのは、間もなく92歳を迎える現役のカウンセラー、長谷川美和子さんです。
長谷川さん: 「今の子は、ゲームに世界や時間を忘れて、それに没頭してたら自分の将来なんか見ないで済んだり。遠距離でもパソコンで人とつながれる。さみしくない。なんか分かってくれる人がいるような。だから外に出にくくなっているのがひとつある」 時代の流れを感じながらも、悩みの本質は大きく変わらないと、長谷川さんはいいます。 「原因のほとんどが人間関係。同級生の場合もあるし、いじめられているのを助けられなかった『自分が情けない』と行けなくなった子もいる」 カウンセリングを続ける中で、不登校の子どもと関わることの多いという長谷川さん。 「ドイツのお母さんは、子どもが学校行くときに『きょうも何かいいことがあるといいね。新しいことを習ったりいいことあったらお母さんに教えて?』って言うんだって。だから私も来た子に『また会おうね』って返すよ。『今晩いい夢見るといいね』“プラス”で返す。(悩みを持つ子どもは)このままで学校ずっと続けたらつぶれそうって、分かってない、本人は。でも本当は自分を探している。だから一緒に探してあげたらいい。お手伝いが出来たら」