「自分のペースでいい」新学期から2か月 学校や仕事…いま、ちょっと憂鬱なあなたへ送るメッセージ
福祉施設にレストランと銭湯オープン 目指すのは地域の「いつもの場所」
松山市平井町にある福祉施設「梅本の里 いつもの」。今月、施設内に誰でも利用できるレストランと銭湯がオープンしました。 佐伯誠治所長: 「(すぐ横が)デイサービスになっていて、高齢者や障がい者の方が利用している」 Q繋がっている? 「そうですね、エントランスを通して同じ場所にある。高齢者や地域の人が入り乱れている感じ」
デイサービスの一日の利用者はおよそ30人。レストランや銭湯をオープンしたことで、地域の人との交流も増えたといいます。 デイサービスの利用者: 「1人住まいだから、やっぱりここに来たらみんな和気あいあいとして楽しい。第2の場所やね、第一は我が家、第2はここ」 佐伯所長: 「いつもこの場所にあっていつも立ち寄れる場所、いつものところ行こうよみたいな、そんないつもの場所になれたらいい」
午前11時。事業所内の託児所の園児がやってきました。 利用者: 「かわいいんよ子どもが来てくれたら。生き返ったみたい」 保育士: 「利用者さんの笑顔が全然違う。おじいちゃんやおばあちゃんたちも笑顔になるし、子どもたちも優しい気持ちなって相手してもらっているので優しい子に育っている」
そしてお昼時。レストランに、お客さんが入り始めました。 お客さん: 「日替わりお願いします」 「うちの実家が近いのでできたと聞いたので行ってみたいなと思って、お風呂も好きなのでこの後入らせてもらえたらと」
この場所を、地域に根差した交流の場にしようと考えている佐伯さん。新学期から間もなく2か月のこの時期、感じることは… 「4月、5月走り切ってやっぱりちょっと思っていたのと違うなということも私もあったし、そう思いながらも頑張りすぎない。抱え込まず、全然かかわりのない人に話を聞いてもらうだけでも違うと思う」
いま、ちょっと憂鬱なあなたへ… 40代 児童福祉関係: 「本当に休んでていいと思う。今は休んでいいよ。動けるようになったら動いて自分に連絡して。必要だったら自分に連絡して」
20代社会人: 「(高校時代)病気になったりとかもあって…闇を抱えていた。しんどい。外にも出られない感じだった。自分のペースでいいから。別に学校があるからとか、そういうので決められるべきことじゃないって思っている。自分がマイペースでも、それに合う人だってたくさんいるし、自分ひとりじゃない」 県では、相談こころといのちの相談窓口を設置しています。一人で悩まず、まずは気軽に相談してみませんか?