"ハリウッドの貴公子"が金髪に...!人気俳優(28)、ボブ・ディランを忠実再現した「大胆イメチェン」に驚きの声続々
ゼンデイヤやリリー=ローズ・デップ、アリアナ・グランデなど、多くの俳優たちが昨今のレッドカーペットイベントに、自身が演じた役柄を彷彿とさせる装いで出席している。メソッド・ドレッシングと呼ばれるこの手法は、ファッションを通じて、映画とイベントをより一層盛り上げるのに一役買っている。 【写真で比較】退廃的なボブ・ディランをどう再現した? ボブ・ディランのスタイルを完璧に真似たティモシー・シャラメ アヴァンギャルドなスタイリングに恐れないティモシー・シャラメも、メソッド・ドレッシングを楽しむセレブのひとりだが、ボブ・ディランの若き日々を描いた伝記映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のニューヨーク・プレミアでは、斜め上の解釈を披露した。 同映画で19歳のボブ・ディランを演じるティモシーはこの日、重めのバングスヘアを初披。アイコニックなブルネットではなく、ハニーブロンドに染められた前髪をブルーのビーニーの下からチラ見せした。このヘアスタイルを際立たせるべく、装いは黒のレザーコート、赤いネルシャツ、グレーのチェックのマフラーと、シンプルで貫いた。
彼はジャスティン・ビーバーのアイコニックなヘアスタイルを真似ているわけではない。ボブ・ディランが2003年のサンダンス映画祭で『ボブ・ディランの頭のなか』(原題『masked and Anonymous』)をプロモーションした時のルックになりきったスタイリングだった。 ティモシーは本作のプロモーションで、必ずディランの過去のルックを参照しており、『The Late Show』に出演した際は、ディランが1966年に見せたブルーのスウェードジャケットとピンストライプのパンツのルックを思い出させた。 伝説的なミュージシャンの反省を振り返った同作について、ティモシーは「ファンではない人がディランの音楽を発見するための控えめな橋となり入口となる作品」と表現する。 「ボブ・ディランの伝記映画を作るにあたって最悪なのは、不適切な部分を取り除いてキレイにしてしまうことだ。彼は鉄鉱石の産地出身の男だ。彼の声にはその味がある。僕は、ニューヨーカーがロサンゼルスでレコーディングしたみたいな、彼の音楽を殺してしまうことはやりたくなかった。彼のレガシーに敬意を表したかった。彼はアメリカのヒーローで、現代の素晴らしいアーティストの一人なんだ」
from Harper's BAZAAR.com