「女って怖い……」ピュアな浮気を察した“34歳女優の笑顔”にゾゾゾ…すれ違う2人の恋の行方|NHK大河ドラマ『光る君へ』第16回
倫子の笑みが怖い
一晩、家を空けた道長を迎える倫子。 道長の姿を見送り。恐ろしいことを口にする。 「殿のお心にはもうひとりの誰かがいるわ」 自分でも、明子でもないもうひとり。 そして、怒るでもなく、笑う。 この笑いがどういう意味なのかが分からなくて怖い。 もうひとりいるなら、道長の言動に合点がいくということか。倫子は鷹揚にしていても、自分とは文のやりとりをしていなかったのに、明子とはしていたのか、と気にしていた。周りが想像しているよりも、倫子は道長に強い想いを抱いているのでは? そして、その相手がまひろだということもすぐに察するのでは……いや、もう察している? 「香炉峰の雪」についても触れなければと思っていたのだが、すっかり後半の展開に持っていかれてしまった…… <文/ふくだりょうこ> 【ふくだりょうこ】 大阪府出身。大学卒業後、ゲームシナリオの執筆を中心にフリーのライターとして活動。たれ耳のうさぎと暮らしている。好きなものはお酒と読書とライブ
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