《ブラジル》青森県人会創立70周年記念式典=副知事、県議会議長ら9人が来伯=ふじりんごや三内丸山遺跡の紹介も
今回は、東奥日報社の釆田取締役社長も祝辞の挨拶を行った。東奥日報社はブラジルとゆかりが深く、同社は1975年に有志を集めて、在伯青森県人を支援する為、「青森県日伯協会」を設立した。当時、設立前から訪伯経験があった同社第9代社長の山本省一氏が同協会初代会長に就任した。 釆田社長は、「70周年の節目おめでとうございます。日本人のブラジル移住が始まるその10年前の1897年に青森県弘前市出身の故・珍田捨巳氏がブラジル日本公使館の初代公使として着任されたことからブラジルと青森県は固く深い絆があることを感じております」と述べた。 その後、高齢者表彰、功労者表彰や記念品贈呈交換、研修生代表し清藤・富田・サンドラ・ルリコ氏による母県への感謝のスピーチなどが行われた。また、渋川会長と平上氏からブラジルのりんごの中でも一番人気の高い「ふじりんご」の歴史も紹介された。 式典後は、鏡割りと乾杯、記念ケーキカットが行われた。そして祝賀会アトラクションでは、県人会からは、ビデオでの青森県の三内丸山遺跡の紹介やコッペデひろみ同県人会副会長による母県弘前市伝統工芸品「金魚ねぷた」の紹介が行われ、津軽三味線奏者のマテウス・ビテンクウ・オリベイラさんによる演奏、ブラジル北部の伝統的なダンス「Folclore danca」なども披露された。
また、日本の慶祝団は、東奥日報の釆田社長が吉幾三の曲「雪國」を、そして青森県庁グループはThe Boomの曲「風になりたい」の歌唱を披露した。 そして、むつ市の伝統踊り「おしまこ流れ踊り」を山本むつ市長と渋川会長らが来場者を巻き込み参加者一同で盛大に踊り、祝賀会は盛り上がりの内に閉会した。 閉会後は、別室にて日本の慶祝団と渋川会長、そして青森県元留学生・研修生5人との懇談会が行われた。