東海大相模、3年ぶり4強 準決勝で天理と対決 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第9日の29日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準々決勝が行われ、春夏計4回優勝の東海大相模(神奈川)が福岡大大濠を8-0で破り、第90回大会(2018年)以来3年ぶりの4強入りを決めた。福岡大大濠は春夏通じて初めての準決勝進出はならなかった。 【東海大相模vs福岡大大濠の対戦を写真特集で】 東海大相模は第10日第1試合で天理(奈良)と対戦する。 東海大相模が序盤の猛攻で快勝した。一回、小島の適時三塁打などで2点を先取。二回は深谷の二塁打を足がかりに、門馬の2ランなどで4点を加えた。石田は緩急を生かして14三振を奪い、三塁を踏ませず3安打完封した。福岡大大濠は先発・馬場の制球が甘く、二回途中4失点で降板。打線も攻略の糸口をつかめなかった。 ◇東海大相模・門馬敬治監督 (過去2試合は救援で起用されたエース石田が先発)主将の大塚が急性胃腸炎でベンチに入れなかったこともあり、先発させることにした。非常に安定感があり、彼本来の力が出ていた。 ◇東海大相模・石田隼都投手 (14奪三振で完封)先発することは、試合前のウオーミングアップの時に言われた。ストレートが良かった。三振にこだわりはないが、一球ずつコースに投げ切れたと思う。 ◇福岡大大濠・八木啓伸監督 3点で継投と考えていたが(二回に東海大相模の)門馬選手の2ランで4点差になり、流れを奪われた。課題は打撃。(相手の)石田投手レベルを打てないと、この先三つ勝つのは難しい。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。