『アンメット』で医師役を熱演、若葉竜也が助演男優賞を受賞「大きな転機になった作品」
2024年4月クールに放送された杉咲花主演ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)が、「東京ドラマアウォード2024」作品賞(連続ドラマ部門)優秀賞を受賞。さらに、三瓶友治を演じた若葉竜也が助演男優賞を受賞した。 【写真】「東京ドラマアウォード2024」授賞式の様子ほか若葉竜也出演の『アンメット』場面カット【14点】 今回『アンメット』が受賞した「東京ドラマアウォード」は、作品の質の高さだけではなく“市場性”、“商業性”にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰するもの。28日(月)に東京プリンスホテルで授賞式が行われ、若葉竜也とプロデューサーの米田孝が出席した。 今作は、杉咲演じる主人公・川内ミヤビの失われた記憶や事故の真相に迫るミステリー要素を交えながら“記憶障害の脳外科医”が、医師として再生していく姿を描く医療ヒューマンドラマ。 原作・脚本・音楽・演出・キャスト陣といった今作に関わるすべてが高い支持を得て、毎話Xでは“#アンメット”が日本トレンド1位、さらに世界トレンド1位も獲得していた。派手な演出やBGMはなく俳優たちの確かな演技力でみせ、回を追うごとに多くの視聴者から支持を集めた。 中でも視聴者の涙を誘い大きな話題になったのが、ミヤビ(杉咲)と三瓶(若葉)による9話のラストシーン。演じる杉咲自身も「忘れられません。いつまでもああしていたい14分でした」と後のインタビューで語った場面は、14分間にわたる長回し一発撮りで撮影され、その場にいるスタッフも最小限の人数に減らして臨んだ渾身のシーンだ。SNSでは「ドキュメンタリーを見ているよう」「ナチュラルすぎてセリフかアドリブかわからない」「日本ドラマ史に残るような名シーン」といった声があがるなど、大きな反響となっていた。 主人公・ミヤビの感情を一切の台詞なしで表現してしまう杉咲の演技が多くの視聴者の心を揺さぶったのはもちろんだが、原作では主人公である三瓶を見事に演じた若葉竜也の演技にも賞賛の声が続出。 「若葉竜也」の名前が放送のたびにトレンド入りするなど「世界に知られてしまったか」「これまで無数の変人医者が誕生してきたが、この若葉竜也は最高」「杉咲花×若葉竜也、恐ろしい」など大反響。これまでテレビドラマにあまり出演していなかった若葉の存在感が強烈なインパクトを残した。 そんな『アンメット』の無料見逃し配信全話累計は、2230万再生を超えカンテレ連続ドラマ歴代1位となり記録的な数字を残した。また「ギャラクシー賞」2024年6月度月間賞も受賞しており、今後もさまざまな賞の受賞が期待される。 ▽若葉竜也コメント ──改めて、助演男優賞受賞の感想をお願いします。 若葉 俳優って目に見える形として評価されることがあまりないので、こういった目に見えるトロフィーというものがいただけてうれしく思っています。 ──授賞式はいかがでしたか? 若葉 僕が想像していたより、ずっと厳かで緊張しました。僕よりも『アンメット』チームのほうが緊張していたので、安心しました(笑)。 ──若葉さんにとって『アンメット』はどんな作品になりましたか? 若葉 自分が俳優の仕事をしていて、大きな転機になった作品だと思っています。良くも悪くもかもしれないですが。だからおそらく時間がたって、そんなのあったね、というような作品にはならないと思います。 ──『アンメット』共演者の方に伝えることがあれば、教えてください。 若葉 シーズン2があったら、がんばりましょう(笑)。 ──最後に、アンメットファンにメッセージをお願いします。 若葉 DVDボックスが発売されるので、ボリュームたくさんになっていますので、ぜひ買ってください(笑)。
ENTAME next編集部