ルーツは超ロマンチック!?大暴れする山車&竜の形をした花火が大噴射!愛知県・武豊町で200年の歴史を持つ「蛇車まつり」
本番は一度きり!町の平和を願って蛇ノ口花火で8の字を描く
出口さんは本番に向け、伝統の赤装束を身にまといます。これまで30年以上、神男の世話をしてきた氏子総代・小野忠次さんが着付けを行い、気合を入れます。 (神男・出口晋さん) 「いただいた役割なので、しっかりと務めたい。火花がきれいに8の字に飛ぶように」 午後7時15分、仕掛け花火の奉納がスタート。提灯の灯り方で一年の吉凶を占う「大行燈(おおあんどん)」や、滝のように火花が流れ落ちる「銀滝(ぎんたき)」など、続々と奉納される仕掛け花火に、観客も釘付けです。 午後8時になると、いよいよ「蛇ノ口花火」の奉納の時がやってきました。神男・出口さんは、若い衆に担がれて山車へ乗り込みます。 山車と神男(花火の代表)を若い衆が繋ぐことで、祭りの2大要素が一体になるとされています。 山車の高さが約6m、花火の重さが約20kg。本物の花火を使うのは、まさに本番一発勝負。およそ1分間吹き出す「蛇ノ口花火」で大きな『8の字』を描き、無事に奉納。その後も祭りは続き、山車も町の蔵へ戻されて、祭りは幕を下ろしました。 今回の「ベストオブOMATSURIちゃん」は、神男を無事に務め上げた出口さんに決定。 (神男・出口晋さん) 「『よかったよ』と言っていただけたので、肩の荷が下りている。みんなが喜んで初めて良い祭り。地域を盛り上げる一つのツールとして、祭りがどんどん盛り上がっていけば!」 一生に一度の大役を終えた出口さんの顔には、充実感に溢れた笑顔が浮かんでいました。 CBCテレビ「チャント!」7月24日放送より
CBCテレビ