田尾安志氏が明かす現役時代に使用したバットのエピソードとは? 阪神時代ともにプレーした”神様”が凝らした工夫も
中日などで活躍し、楽天の初代監督も務めた田尾安志氏が「田尾安志【TAO CHANNEL】公式YouTube」を更新。 今回は視聴者からの質問に答えるコーナーを設けた。いくつか挙がった質問の中にあったのがバットについて。 バットに対するこだわりとして、シーズン中に何種類か使い分けるであったり、現役時に重さや長さを変えたことがあったのかなどについて寄せられた。 当時プロでは34インチ(86.36cm)の長さを使う選手が多かったそうだが、田尾氏はやや短めの33.5インチ(85.09cm)のバットを使っていたという。 わずか1.3cmほどの違いでも扱うのは大きな差になるようで、「バットの芯がが体の近くに感じる」感覚があり、34インチだと「もう遠くに感じてしまう」と解説した。 質問にあったシーズン中に複数使い分けるのかの回答については、「僕の場合はシーズン通して同じバットを使っていました」と語り、次のシーズンに向けてパワーがついた手応えがあった場合は、重くしていたと答えた。 バットの長さについては、87年から88年途中まで阪神でチームメートだった”神様”がある工夫を凝らしていたことを明かした。 「タイガースにいた時はランディ・バースが右投手用には34.5インチ、左投手の時には33.5インチのバットを使い分けていました。 左投手のインサイドから逃げていく球や、シュート系でさらに体の近くに来る球に対応しようということで、左投手の方は短めのバットを使っていましたね」 また、田尾氏は年間送ってもらう100本~150本のバットのうち、「本当に気に入るバットは数本です。それには印をつけて試合にしか使わないようにしていた」と現役時代の秘話を語った。
まるスポ編集部