定年して毎日家でゆっくりしていたら、妻が「暇なら働いたら?」と言います。生活費は足りているはず…お金以外に働く意味はありますか?
健康寿命=平均寿命へ
定期的に外出し、人と接するごとに他人を思いやったり、新しく入ってきた情報をインプット、アウトプットしたりする機会が増えれば、認知症の予防や身体機能の維持につながるでしょう。 仕事をすることはストレスが蓄積するだけでなく、時にはストレス解消にもなり、精神的な健康を維持させることができます。 内閣府の「令和5年高齢者白書」によれば、日本人の平均寿命は女性が約87歳、男性が約81歳、健康寿命は男性が約73歳、女性が約75歳となっています。見過ごしてならないのは、平均寿命と健康寿命の間、つまり「健康ではない期間」が女性で約12年、男性では約8年であるということです。この平均寿命と健康寿命のギャップは比較的長い国であるといわれています。 人として生を授けられたのなら、自分らしく充実した日々を過ごすこと、健康寿命と寿命が限りなく等しくありたいと誰もが願うことだと思います。 こういったことを実現するには、日ごろの心がけ、取り組みが必須になるということかと思います。 出典 厚生労働省 高齢者雇用対策の概要(2024年6月24日) 内閣府 令和5年版 高齢社会白書(全体版) 第2節 高齢期の暮らしの動向2 健康・福祉 執筆者:柴沼直美 CFP(R)認定者
ファイナンシャルフィールド編集部