【長崎】ICANの条約コーディネーターティム・ライトさんが被災協訪問
NCC長崎文化放送
日本被団協のノーベル平和賞受賞の決定を受け、国際NGOのICAN・核兵器廃絶国際キャンペーンのメンバーが長崎原爆被災者協議会を訪れ、祝意を伝えました。 【写真】ICANの条約コーディネーターティム・ライトさんが被災協訪問
日本被団協の県組織長崎被災協を訪れたのは核兵器廃絶国際キャンペーン「ICAN」の条約コーディネーター、ティム・ライトさんと国際運営委員の川崎哲さんの2人です。 ICANは、7年前の2017年に同じくノーベル平和賞を受賞しました。 ライトさんは、「私たちは非常に幸せです」と述べ、日本被団協の代表委員を務める田中重光会長(84)にICANのメリッサ・パーク事務局長から預かった「祝いの手紙」を渡しました。 日本被団協・田中重光代表委員(84): 「(先達が)偏見とか差別にありながら核兵器を無くせという道を切り開いてきた。人類が安全に暮らせるそういう世界をつくっていきたい」 ICANティム・ライトさん(38): 「(日本被団協が)なぜ核兵器を無くさなければいけないかを説得力を持って伝えてくださってきたと思っています。その意味で今回のノーベル委員会の決定は大変素晴らしいと思っています」 同席した川崎哲・国際運営委員は「来年は被爆80年という大変重要な年になる。来年3月にカザフスタンで開催される第3回核兵器禁止条約締約国会議に日本政府が参加をする、最低限オブザーバーとして参加するということを実現させたい」と強調しました。 ノルウェーの首都オスロで12月10日に開かれる授賞式には、被災協から田中重光会長(84)と横山照子副会長(83)が出席します。 翌11日、2人は、平和賞関連の展示会場を訪れるほか、オスロ市内の高校や大学で被爆体験を証言する予定です。
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