京都の風情と人の心の温かさたっぷり、藤山直美ら出演の「太夫さん」が南座で開幕
「錦秋喜劇特別公演」が昨日10月3日に京都・南座で開幕した。 「錦秋喜劇特別公演」では、「太夫さん」を大場正昭の演出で立ち上げる。「太夫さん」は1955年に劇団新派に北條秀司が書き下ろした作品で、京都の島原遊郭の老舗妓楼・宝永楼を舞台に、たくましく生きる人々の物語が展開する。宝永楼に奉公に出されたきみ子を藤山直美、宝永楼の女将・おえいを三林京子、きみ子の兄・安吉を駿河太郎、輪違屋の善助役を田村亮が演じる。 初日を迎え、藤山は「京都の風情と人の心の温かさをたっぷりとお楽しみいただけたら幸いです」、三林は「ほんまにえぇ芝居です。はんなりとしっとりとしんみりと。この舞台に立てるのは役者冥利に尽きます」とコメント。駿河は「初日を迎え、お客様の笑いもあって、劇場はとても温かったです。(藤山)直美さんの劇場の空気を変える力は本当にすごいなと感じました。喜劇な部分も、人情もあり、日常のいろいろなことを忘れるひとときになるのではではないかと思います。ぜひ口コミを広げていただいて、どんどんお越しいただければ嬉しいです!」、田村は「この度、京都の島原を舞台にしたお芝居『太夫さん』で四苦八苦しつつ頑張っています。ぜひ、南座でお待ちしております」と語った。 公演は10月27日まで。 ■ 錦秋喜劇特別公演 2024年10月3日(木)~2024年10月27日(日) ※公演終了 京都府 南座 □ スタッフ 「太夫さん」 作:北條秀司 演出:大場正昭 □ 出演 「太夫さん」 藤山直美 / 三林京子 / 駿河太郎 / 田村亮 (c)松竹