【ソフトバンク】両リーグ最速50勝と貯金30到達お預け、優勝マジック点灯は最短で7日に
<ソフトバンク0-4西武>◇4日◇みずほペイペイドーム パ・リーグ首位独走中のソフトバンクに天敵が現れた。西武ドラフト1位の武内夏暉投手(22)の前に8回無得点。 【動画】西武ドラ1武内夏暉がチームの連敗止めた、8回無失点で5連勝 今季は3試合で0勝2敗、防御率0・38に抑え込まれており、チームの連勝も「4」で止まった。黄金ルーキーの快投に小久保裕紀監督(52)も脱帽。12球団最速50勝と貯金30到達はお預けとなり、優勝マジック点灯は最短で7日になった。 ◇ ◇ ◇ チーム打率12球団トップのソフトバンク打線だが、西武の黄金ルーキーの前では鳴りを潜めた。武内に8回無得点に抑え込まれ、本拠地みずほペイペイドームでは初の完封負け。119球を投げぬいた左腕に対し、小久保監督は「バテていてもルーキーとは思えないピッチャー」と賛辞を贈るしかなかった。 制球力抜群な直球とカーブ、チェンジアップで緩急をつけられた。頼みのリーグ首位打者、近藤は第2打席で左翼フェンス手間まで運ぶ大飛球を放ったが、もうひと伸び足りず。3打数無安打2三振で連続出塁記録は25試合でストップした。武内に関しては「良かったですね。制球力じゃないですか。本当にいいピッチャーなので打てるボールをしっかり捉えることが大事」とリベンジを誓った。右手捻挫から15試合ぶりに左翼守備に就いたことに関しては「問題なくできたので大丈夫です」と話した。 武内は新たな天敵となりそうだ。今季3度目の対戦ながら0勝2敗、防御率0・38。8回2死では広瀬の右翼への飛球を西武守備陣がお見合いし、二塁打となったが、続く周東が空振り三振に倒れた。小久保監督は「広瀬のただのライトフライ、セカンドフライがツーベースがあっても、普通はちょっと崩れるんですけど。ルーキーで断トツじゃないですか。今年の中では」と脱帽しきりだった。 連勝が止まり、両リーグ最速50勝と貯金30到達はお預けとなった。それでも優勝マジック点灯は最短で7日。5日からの本拠地楽天3連戦でカウントダウンを始めてみせる。【只松憲】