サッカー＝Ｗ杯予選不調のブラジル、主力に負傷者続出でさらなる苦境
［サンパウロ ９日 ロイター］ - サッカーの２０２６年ワールドカップ（Ｗ杯）南米予選で不振にあえぐブラジル代表は、予選敗退の可能性も浮上して強いプレッシャーにさらされる中、主力に負傷者が続出してさらに苦しい状況に追い込まれている。 ブラジルはＷ杯で最多優勝５回を誇る強豪だが、先月はホームで辛くもエクアドルに勝利したものの、得点力不足に苦しんでいたパラグアイには０─１で敗戦。直近の予選５試合のうち４試合で低調なパフォーマンスを見せ、勝ち点１０で６位ベネズエラと並ぶ５位に甘んじている。 ７位パラグアイ、８位ボリビアとはわずか１ポイント差のため、ブラジルはさらに勝ち点を取りこぼすと、出場権を自動的に獲得できる６位以内の座を逃し、史上初の予選落ちになる可能性もある。 ブラジルは２２年Ｗ杯で準々決勝敗退を喫して以降、不安定な状況が続いており、過去１４試合でわずか４勝しか挙げられていない。 苦しい状況の中、予選突破に向けて重要になる１０日のチリ戦と１５日のペルー戦を迎えることになるが、ＧＫアリソン、ＤＦグレイソン・ブレーメル、エデル・ミリトン、ギリェルミ・アラーナ、ＦＷビニシウス・ジュニオールといった主力級の選手が相次いで負傷。このため、チーム再編を余儀なくされている。
