スマホで手軽に腰痛改善 AIが原因推定、運動提案
NECと東京医科歯科大は21日、スマートフォンで体の姿勢を撮影すると、人工知能(AI)が腰痛の原因を推定した上で、症状を和らげるための簡単な運動を提案する技術を開発したと発表した。2024年度中に実証試験を行い効果を確かめる。その後、自治体や企業向けに販売して市民や従業員の健康維持に活用してもらう計画だ。 新技術では、利用者が前屈や体をひねるといった動作を撮影すると、体の部位ごとに「屈曲不足」などのデータが得られる。AIが別途入力した利用者の問診情報を参考に腰痛の原因を平均10秒以内に推定。「ブリッジ運動」など改善プログラムを動画とともに提示する仕組みだ。