【ライブレポート】OCTPATHが初のアリーナ公演開催!「THmeがいてくれたら、どんなところだって行ける気がします!」
■「2024年は一生忘れられない年になりました。今度は僕が光を与えられる存在になりたい」(西島蓮汰) 「OCTPATHにいられてめちゃくちゃ幸せです!」「THmeに対しての好きな気持ちがどれだけ大きくなるか見てみたい!」 【画像】横浜BUNTAI公演の様子(写真全21枚) そんな心からの愛の気持ちが溢れ出たOCTPATHにとって初めてのアリーナ単独公演『OCTPATH ARENA LIVE 2024 -SPARKLE-』が、クリスマスイブである12月24日、神奈川・横浜BUNTAIにて開催された。 2021年11月に結成してから、ずっと夢に見てきたアリーナ公演。その夢を果たした彼らがゴールドの光を浴びて登場した瞬間、会場からは割れんばかりの歓声が上がり、THmeもこの日を待ちわびていたことが伝わってくる。この日の1曲目に選んだのは、初披露の「Silhouette」。 愛する人と会える瞬間の心のドキドキを歌ったこの曲は、まさにライブの幕開けにふさわしいナンバー。全員が圧倒的なパフォーマンスで魅せながらも、時折客席を見たときに見せるにじみ出る表情から、彼らの喜びも伝わって来て、相思相愛の空間に染まり、彼ららしい“多幸感”溢れる空間に。 この日は10人以上のダンサーを従え、「Mind Blaster」や「Run」「Lip Service」など、彼らのもうひとつの魅力であるダークな楽曲をパワフルに、エモーショナルにパフォーマンス。 そして初披露となった古瀬が振り付けをした「Drive you Crazy」では青と赤の光に包まれた妖艶な空気感のなかで、吹き出す炎のなかでクールかつダイナミックなパフォーマンスで魅了。最後にメンバーが作る椅子に座るような古瀬が背負う帝王感に会場は息を呑んだ。 経験を重ねるごとに鳥肌が立つほどに揃うパフォーマンス、さらにそれぞれの個性がくっきりと輪郭を持ち、ソロパフォーマンスやカメラに抜かれたときの表情などしっかりと見せ場をモノにしている姿に大きな成長と彼らの自信を感じることができる。きっと、アリーナという舞台が彼らをさらに強くさせたのだろう。 もちろん、「Like」や、THmeとのコール&レスポンスが響き渡る、全員を一緒に笑顔にさせる「Showtime」など、ハッピーでポジティブにさせてくれるナンバーはしっかりと笑顔で、わちゃわちゃと届けてくれる。その緩急がしっかりとしているからこそ、「次は何を見せてくれるのだろう」というワクワクも一緒に届けてくれる。 さらに彼らの単独ライブだからこそ魅せられる“SHOWCASE”も充実。四谷と太田のボーカルユニット曲では、四谷が作曲、太田が作詞をした疾走感溢れる楽曲を歌い上げ、栗田と小堀の“しゅーくりーむ”は頭にリボンをつけて=LOVEの「絶対アイドル辞めないで」を最大限のキュートで披露。 ふたりが手を繋いでステージを去ると真っ赤な光を背負い古瀬が登場し、彼が憧れるダンサーのToshiyaとKAZUMA BOYとともに艶やかでテクニカルなダンスで空気を変え、花道をランウェイする美しい姿は圧倒的。さらに小堀と海帆、西島はマイクを持ち自ら手掛けたリリックに、これまでの感情を吐き出すようにラップに乗せていく。 そして、自己紹介時に“光を操れるんです”と言ってペンライトの光を変えていた高橋は“狼”をテーマにゴージャスな衣装をまとい、その美しいビジュアルとセクシーなダンスを見せたあと、先ほどの言葉どおり、光の玉を操り会場を煌びやかに色付かせていく演出はため息モノだった。 後半はしっかりと歌を聴かせるミディアムバラード「Car Stereo」をしっとりと歌い上げ、OWVの本田康祐が振りを担当した、ポップでかわいらしい、みんなの笑顔を引き出すような「VIVID」を披露。「Sweet」「FUN」で一気に盛り上げたのち、彼らのはじまりの曲であり、成長し続ける「IT’S A BOP」に、第二章のはじまりの曲「OCTAVE」へと繋ぎ、その理由が、THmeであるかのような歌詞がつづられた「Be with you」へと曲が繋がり、本編は終了。 最後のMCではそれぞれが感謝の言葉を届け、西島は「2024年は一生忘れられない年になりました。今度は僕が光を与えられる存在になりたい」と話し、高橋も「OCTPATHとTHmeにとって喜び溢れる日々が続くように頑張っていきます」、海帆は「OCTPATHにいられてめちゃくちゃ幸せです!」と断言。 太田は「これからもっと見つかって、飛躍していきます!」と目を輝かせ、栗田は花道を走り抜けセンターステージに立つとTHmeへの好きな気持ちがどんどん大きくなっていくことを話し、「これからどれだけ好きな気持ちが大きくなるか楽しみです!」と最高の笑顔に。 四谷は「THmeは僕の生きる糧」と話し、泣きそうになり言葉を詰まらしながらも、「傍で歩いていけたらなって思います」と宣言。末っ子の小堀は最後に「僕たちは、もっともっと上に行けますよね!? THmeがいてくれたら、どんなところだって行ける気がします!」と話すと古瀬が号泣。 古瀬は「俺ら、もっと上に行けるよな! そう思わせてくれるTHmeに感謝でいっぱいです!」と放ち、最後にTHmeへの贈り物として作られた愛が詰まった「Present」を届け、幕を閉じた。 たくさんの驚きと幸せを届けた彼らのパフォーマンスはどこまでも真っすぐで力強い。だからこそ、マイペースではありながらも、常に成長し続けているのだろう。栗田が花道を歩きながらつぶやいた、「花道は歩かんとね」という言葉どおり、彼らには幸せに満ちた花道がとっても似合う。これからもたくさんの花道を歩くであろう彼らが想像できた、素敵な一夜だった。 TEXT BY 吉田可奈 PGOTO BY 冨田味我、小境勝巳 ■『OCTPATH ARENA LIVE 2024 -SPARKLE-』 2024年12月24日(火)神奈川・横浜BUNTAI <セットリスト> 01. Silhouette ※初披露 02. Mind Blaster 03. Run 04. Lip Service 05. Like 06. Showtime 07. Playboy 08. Drive you Crazy ※初披露 - OCTPATH SHOWCASE - 09. Hot Thoughts 10. Car Stereo ※初披露 11. VIVID ※初披露 12. Sweet 13. FUN 14. WAKE UP 15. IT’S A BOP 16. OCTAVE 17. Be with you [ENCORE] 18. our Good Time 19. Perfect 20. Best Shot 21. Present
THE FIRST TIMES編集部