ブガッティで1000キロの旅!「タイプ35」の100周年記念イベントが開催! 世界中のオーナーがクラシックモデルでフランスを巡りました
旅の厳しさと自然美も味わうことができた1000キロの冒険
シャトー・サン・ジャンの素晴らしさを堪能し、朝食を楽しんだ後、ゲストはリヨンまでの1000kmの冒険へと出発した。 ミュルーズでは、自動車史の宝庫であり、ブガッティの傑作を集めた世界最大級のコレクションを誇る国立自動車博物館を見学した。ここにはブガッティの最も評価の高い100台以上のモデルを含む、600台以上の革命的で象徴的な自動車が展示されている。 これらのクルマはシュルンプフ兄弟が30年の歳月をかけて入手したものである。ブガッティ「タイプ28」から1930年に考案されたブガッティ「ロワイヤル」まで、歴史的意義と息をのむようなプロポーションのために、1台1台厳選されている。 国立自動車博物館でタイプ28とロワイヤルの傑作に魅了された後、ツアーはマルビュイソンに向かい、サン・ポイント湖の美しさを満喫した。 ヴォージュ山脈からリヨンの高原までの道のりは、すべての参加者にとっては旅の厳しさを味わうこととなった。ジャケットの革を暖める太陽から、クルーを挑発するような凍てつく雨まで、参加者はそれぞれ、闘技場で勝利した剣闘士のように、この体験を克服した。土砂降りの雨の中、車体に叩きつけられる水の音だけを頼りに、伝統的なゴーグルで数十メートル先しか見えない中で、このようなマシンを運転する苦労は想像に難くない。 しかし、参加者が証言しているように、この経験は、レーシングカーのステアリングを握って風雨を克服したことで、かつてないほど達成感を味あわせてくれた。 ツアーは、リオン丘陵への魅惑的なドライブで締めくくられ、ゲストはレーシングカーらしいドライビング体験を最大限に楽しむ最後のチャンスを得た。フランスの傑出した自然美を背景に、息をのむような峠道とダイナミックな道路は、ブガッティの本拠地モルスハイムから始まった魔法のような旅の締めくくりにふさわしいものだった。 AMWノミカタ 100年前のクルマがこれだけ集まり、一緒にブランドの歴史を振り返る旅という企画自体も素晴らしいが、参加したオーナーたちが、きちんとそれらのクルマたちを動態保存していることがさらに素晴らしいと思う。 彼らのお陰で、私たちは100年前と同じ風景を見ることができ、100年前と同じ音を聞くことができる。百聞は一見にしかずという諺があるように、沿道でこの素敵な風景を見た一般の人々もきっと100年前にエットーレ・ブガッティが目指したエンジニアリングへの果てなき追求や、デザインのこだわり、そしてクラフツマンシップを当時の人々と同じように感じてくれたことだろう。
【関連記事】
- 【画像】歴史的な名車がフランスを巡る! ブガッティ「タイプ35」の100周年を記念する旅を見る(42枚)
- ◎ 6台限定! ブガッティの電動モデルは伝説のレーシングカーの100周年記念でした。「ベイビーII タイプ35 センテナリー・エディション」とはいかに
- ◎ 世界に1台! ブガッティ「シロン スーパースポーツ」に「55 1of1」をオーダーしたのはアラブのカスタマーでした。超絶技巧のフィニッシュとは
- ◎ ブガッティの正規アイテムがネットで購入できる! アパレルからビリヤード台まで…実車は果たして購入可能!?
- ◎ 最高時速35キロのブガッティ! 18万6000円から手に入るラグジュアリースポーツの名がついた電動スクーターとは