3代目バチェロレッテ・武井亜樹、東大→キャリア官僚の道をひらりと降りて真実の愛を探すことにした理由
恋愛スイッチが入るまで時間がかかるけど……
――求めるパートナー像とは? ドキドキときめく恋人より、さらにその先を求めている印象でした。 武井: そうですね。やはりこの旅の最終目標は生涯のパートナーを見つけること。そう考えると、いざ、ひとつの家族になったとき、着飾ったり、カッコつけたりしなくていい、お互いがありのままでいられる関係がすてきだな、と思うし、そういう人を見つけたいと考えていました。 ――そんな亜樹さんの結婚観は。 武井: 結婚観については、わりと古風なところがあって、好きな人と結ばれて、友達をたくさん呼んで結婚式も挙げたい。お相手のおじいちゃん、おばあちゃんまで大事にしたいですし、両家仲良く交流できたら楽しいなって思います。それというのも、うちがそんなふうに親戚づきあいを大事にする家だったので。「バチェレロッテ・ジャパン」は旅の終盤でお相手のご家族にお会いできるので、楽しみにしていました。 ――とても理性的な印象の亜樹さんですが、ご友人の印象はまた違うようで意外でした。恋愛スイッチが入るとどんなふうになるのですか。 武井: スイッチが入るまで結構時間がかかるタイプです。最初は警戒心が強いのですが、付き合ってから、徐々に好き度が増していって、半年か一年くらいで「大好き!」ってなる。長く付き合えば付き合うほど、乙女な自分が出てきます。 ――旅を通して恋愛観に変化はありましたか。 武井: 恋愛に関してはピュアなところがあるのですが、大人になっていくにつれ、それでは周りとずれてしまうのかなと考えていたんです。でも、その自分の恋愛観を男性たちに伝えたら「それでもいい」と言ってくれる人や、似た感覚を持っている人と出会えたから、このままでいてもいいんだと安心しました。自分の恋愛観に合う素敵な男性が思ったよりたくさんいることを、旅に出て知ることができました。
今までは恋よりキャリアを選んできた
――恋愛と仕事のバランスはどう取ってきましたか。 武井: じつは今までは恋愛していない方が仕事がうまくいくタイプだったんです。仕事の時は、弱音を吐いてる場合じゃない、苦しいとか辛いとか言ってないで頑張らなきゃってクールでストイックなのですが、恋愛になると結構乙女になって、エモーショナルになってしまう。その切り替えが難しくって……。 これまでは、恋とキャリアでは結局キャリアを選んできました。でも、この旅で見つけるのは、ただの恋ではなく真実の愛。相手の存在がキャリアで疲れた心の拠り所になって、お互いがますます輝ける――、そんな相手を探そうと決意しました。