王座取りに失敗するも特大のインパクトを残したハミングバード

　女子プロレス「マリーゴールド」に突如現れた謎の覆面戦士・ハミングバードが、初お披露目試合で特大のインパクトを残した。 　7日の後楽園ホール大会で初防衛に成功したスーパーフライ級王者・翔月なつみの前に現れ挑戦を表明。王者も受諾し、24日の後楽園大会で年齢、出身地不明の謎多きマスクウーマンが同王座に挑戦した。 　試合が始まると強烈な蹴りを連発されペースをつかまれたが、スピードディーな動きで王者を翻ろうした。場外に戦場を移すと北側スタンドの舞台からコルバタを炸裂。着地に失敗し自爆に終わったが、王者へのダメージは大きく両者ともに場外で倒れ込んでしまった。 　それでも何とかリングに戻ると王者を挑発し、ダイビングボディープレスを発射。だが、これを避けられマットに叩きつけられると、最後はダイビングダブルニードロップをくらい3カウントを献上した。 　試合後、バックステージに現れた覆面戦士は「やっぱりこうじゃなきゃ…。スーパーフライの壁は高くなきゃ越える意味ないんですよ」と強気に語った。 　今後の継続参戦が気になるところだが「翔月なつみとシングルマッチして決めました。私がこのベルトを世界一のベルトにします。そのための1ページが今始まりました。次の試合にもどうぞご期待ください」と宣言し控室へ消えていった。 　なお、2度目の防衛に成功した王者は、以前から挑戦を表明されていた松井珠紗を次期挑戦者に逆指名。松井から11月2日札幌大会でのV3戦開催を希望されると王者も受諾し、7月の両国大会で行われた同王座の初代王者決定戦で激突した2人の再戦が決定的になった。