齋藤知事の退職金は「1500万円以上」、年収は「1700万円」 辞職しない意外な理由とは
退職金は約1500万円
当面、頼りは貯金と退職金だけということか。 もっとも、その退職金について言えば、本来なら来年7月の任期満了まで務めた際の満額は約4052万円だった。だが、維新に擁立された齋藤知事は就任後、自らに“身を切る改革”を課して、これを約2026万円に減額した。 仮にこの9月中に知事を退くとすれば、 「就任から今年8月までの計37カ月分で、約1561万円の退職金が支払われる計算となります」(県人事課の担当者) ちなみに、年収についても同様、維新の方針で、 「本来だったら約2471万円でしたが、約1775万円に減額されています」(同) 減額されたとはいえ、1561万円の退職金は庶民にはうらやましい限りである。県庁にはそんなカネは払う必要がないとの抗議電話が殺到しそうだが、ご本人はこんなことになるなら、身を切る改革なんて言わなきゃよかった、と内心思っているかもしれない。 「週刊新潮」2024年9月19日号 掲載
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